つむじが薄い原因を探る!薄毛にもタイプがあるって本当?
公開日: 2018年3月7日薄毛の種類は毛が薄い部位の違いだけではありません。
同じように見える薄毛にもいろいろなタイプがあります。
例えば、同じつむじの薄毛でも、男性の薄毛と女性の薄毛とでは原因が違う可能性があります。
同じ部分、同じ性別であっても原因が異なる場合がある薄毛。
その場合は、対応の仕方も違ってきます。
そこで、つむじの薄毛のタイプ別に原因と対処法をご紹介します。
つむじの薄毛の原因ってわかっているのが普通?
まずは、自分自身でつむじの薄毛原因を理解しているのか質問をしてみました。
【質問】
あなたはご自身のつむじの薄毛の要因をご自身なりに把握していますか?
【回答結果】
はい:99名
いいえ:37名
【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年2月24日~2017年2月25日
有効回答数:136サンプル
意外と自分なりに把握している人が多い
今回のアンケートの結果、自分なりには把握していると答えた人が7割以上を占めました。
・喫煙や不規則な生活、ストレスが原因かと感じています。(30代/会社員/女性)
・出産によるホルモンバランスのみだれ。(30代/専業主婦・主夫・女性)
・父も薄毛だったので遺伝で薄くなったのではないかと思います。(40代/会社員/男性)
女性の場合、出産後や更年期で薄毛になったためわかるという人が目立ちました。
また、日頃ストレスのかかる仕事をしている人や生活が乱れている自覚のある人も原因がわかりやすいようです。
家族や親戚の頭を見れば遺伝だとわかるという意見もありました。
一方、わからないと答えた人のコメントは次の通りです。
・ストレスが原因なのかもしれないがはっきりとした原因は不明(20代/会社員/男性)
・もともとつむじが薄いので生まれつきだと思っている。(30代/パート・アルバイト/女性)
・遺伝ではないことは把握しているので、あとは生活習慣かな。でも、薄毛の要因がなんなのか、はっきりわかりません。(50代/会社員/男性)
このように、わからないと答えている人も、はっきりとした原因はわからないけれど、何となくは把握しているという人が多いようです。全く見当もつかないという人はごくわずかでした。
つむじの薄毛の原因については把握している人が多くいる一方で、回答者の3分の1は知らないという結果した。では、次に性別によって原因がどのように違うのかを見てみましょう。
性別によって異なる、つむじが薄くなる原因
つむじの薄毛の原因はいくつか考えられますが、男女それぞれ特徴的な原因があります。
男性はAGA、女性は産後や更年期の女性ホルモン減少によって起こる薄毛です。
まず、男性のAGAですが、Androgenetic Alopeciaつまり男性型脱毛症という意味の略語です。
男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロンに変化し、ヘアサイクルのうち成長期を短くしてしまいます。
そのため、成長途中の産毛の状態で抜けてしまうのが薄毛になる原因です。
一方、女性特有の薄毛は、卵胞ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減ってしまうことによって起こるものです。
エストロゲンは髪を豊かに保つのに必要なホルモンです。
それが出産や更年期によって急激に分泌量が減ってしまうため、髪に潤いが無くなり抜けやすくなってしまうのです。
男女ともに異性のホルモンも分泌しているとはいえ、分泌量があまりにも違います。
そのため、男性には男性特有の、女性には女性特有の薄毛となって現れます。
女性の薄毛はつむじに限らず全体的に薄いという状態になりますが、AGAによる男性の薄毛はつむじ周り、おでこの生え際などピンポイントで現れやすいのが特徴です。
性別に関係なく薄毛を引き起こす原因
男性特有、女性特有の原因の他に、男女関係なくつむじの薄毛の原因になる条件があります。
過度のストレスや生活習慣などです。
ストレスには精神的なものだけでなく、疲労や病気など肉体的なものも含まれます。
また、生活習慣は食生活、睡眠、飲酒、喫煙、運動などさまざまなものが考えられます。
このうち、薄毛を引き起こしやすいものは、精神的なストレスと、食生活の乱れ、喫煙、睡眠不足です。
抜け毛や薄毛には頭皮環境が大きく関係しています。
毛根に血液や栄養が行きやすい状態が保たれていれば寿命を終えた毛だけが抜け落ちることになりますが、栄養や酸素が行き届かない場合には、本来ならまだ抜けないはずの毛もやせ細って抜けてしまいます。
食生活は栄養面で、喫煙は血流面で抜け毛に影響を与えます。
睡眠やストレスに関しては、自律神経の働きを乱すことで、ホルモンバランスを崩すことが薄毛の原因になると考えられます。
薄毛の原因に合わせた予防と対策を
薄毛の対策は、原因にぴったり合うものを選んで行う必要があります。
原因に合わない対策では意味がありません。
例えば、食生活の乱れが原因であれば、食生活を見直して、髪の栄養になりやすい栄養素を積極的に摂るようにすると効果的です。
睡眠不足が原因であれば寝不足の解消が必要ですし、ストレスが原因であれば一時的なストレスの解消よりも、根本的な解決を図ったほうがよいでしょう。
男性のAGAによる薄毛や女性の更年期などが原因で起こる薄毛の場合には、自己流の対処法ではうまくいきません。
専門サロンや医師に相談して原因にアプローチする必要があります。
簡単に対処できる原因と本格的に取り組まないと対処できない原因がありますし、いくつかの原因が絡み合っている場合もあります。
しかし、何もせずに諦めてしまうのはもったいないことです。
原因がはっきりすれば、何かしらの打つ手があるはずですから、きちんと原因をつかんで、有効な対策を取るようにしましょう。
まとめ
薄毛の原因は人それぞれです。
原因がひとつだけのこともあれば、複数の原因が絡んでいることもあります。
つむじの薄毛が気になり出したら、まずは正しい原因を調べることから始めるようにしましょう。
薄毛の原因がわかれば、どうやって対処したらよいのか方法が見えてきます。
男性、女性それぞれ特有の薄毛もあれば共通の薄毛もあります。
さまざまな原因が考えられる薄毛ですから、本当の理由を知るためにも、専門サロンに相談してみるとよいでしょう。
スッキリとわかりやすい説明をしてもらえるはずです。
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