- Interview.05
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教えるのは、
仕事ではなく、
“生き方”そのものです。
四ツ井 雅恵ディレクター
- プロフィール・
これまでのキャリア - 2006年入社。アドバイザーから始まり、カウンセラー、店長、マネージャーというように、あらゆる役職を経験する。現在はディレクターとして、全国のサロンを統括。店舗の売上管理からマネジメント指導、サロンスタッフの育成・採用など幅広い業務を担っている。プライベートでは、2人の子どもを育てる母。仕事に育児に、忙しいながらも充実した毎日を送っている。
幸せな人生を送ってほしい。
我が子を想う、母のキモチです。
私は、うちで働くスタッフのことを、全員自分の家族だと思っています。スタッフを子どもに例えるならば、母親の私にはかわいい我が子を立派な大人へと育てる、責任と使命がある。だから、単に仕事を教えてあげればいい、ってわけじゃないんです。娘たちが幸せな人生を送れるよう支援してあげることこそ、私の役割だと考えます。
そのために必要なら、“親子喧嘩”をしたっていいと思います。子どもが道を外そうとしたら、普通の親は叱るでしょう。意見をぶつけ合ったり、泣いたりもする。それと同じです。もし「もう無理」「辞めたい」なんてヤケになってる子がいれば、「逃げちゃだめ、ちゃんと現実見よう」って徹底的に話をします。別に、うちを辞めさせたくないから言うんじゃないですよ。今ちゃんと考えないと、いつか後悔する、また同じ壁にぶつかると思うから。絶対に一人にはしない。私と一緒に話をしようって。関わるすべてのスタッフを信じ、感謝し続けているからこそ、向き合わずにはいられないんです。
正直「めんどくさいな」と思わせてしまったこと、沢山あると思います。でも、繰り返し話をすれば、だんだんスタッフの中にも意志が芽生えてくるんです。なぜ自分がここに来たのか、何が楽しくて頑張ってこられたのか。そして最後は、「やっぱりこの仕事が好きだから、続けたい」って、言葉にしてくれる。その瞬間が嬉しくて、つい泣きそうになるけど、ここは親としてぐっと我慢…は、できてないかもしれないですね。
一番嬉しいのは、
頑張っているスタッフに
スポットライトが当たる瞬間です。
私、仕事で涙を流すことが多い人間なんですが、そのなかでも特に涙腺がゆるむ瞬間あって。それは、年2回開催される、社員の昇格発表会。全国のサロンからスタッフが集まって、半年間の称賛や昇格者などが、ここで初めて発表されるんです。
当然、私としては、ひとりひとりの名前が呼ばれる瞬間を心待ちにしているわけです。だって、みんなが頑張ってるのを知ってるから。「絶対に大丈夫だから」って、何度も何度も励ましてきたわけだから。スポットライトがあたった瞬間には、もう涙腺崩壊。大号泣。みんなが笑顔で拍手を送る中、私だけは涙を止めるのに必死です(笑)
もちろん、スタッフの普段の仕事ぶりを見ているときも、嬉しいことが沢山あります。昨日できなかったことが、今日できるようになっていた。お客様に「あの子、頑張ってるね」と褒められた。弱音ばっかり吐いていた子が、自分から技術の相談をしてきた。どんなに小さなことでも、一つひとつの出来事に喜びを感じられるんです。すごく幸せな仕事させてもらってるなって、いつも思ってます。
私がこの会社にいる限りは、いつまでも家族のように、どんなスタッフとも同様に接しますし、愛情も平等に注ぎます。より良い人生を送れるように、褒めるだけでなく、時には厳しいことも言うかもしれません。いっときなら、嫌われたっていい。一度出会ってつながった縁は、そんな簡単に切れるものじゃないから。スタッフひとりひとりの成長のために、母、まだまだ頑張りますよ。
※2020年1月現在の内容です