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抜毛症の原因と対処法とは?ゆっくりと改善を目指そう

公開日: 2019年7月3日
更新日: 2023年12月13日  


抜毛症は、自分で自分の髪の毛や眉毛など体毛を抜いてしまう病気です。この病気には、精神的な負担が原因となっていることもあります。自分でやめようとしてもなかなかやめられないため、原因を知って適切な対処を行うことが必要です。また、周囲の人のサポートも欠かせません。この記事では、抜毛症の主な症状や原因、対処法について具体的に解説します。

そもそも抜毛症とは?


抜毛症は、まつ毛や眉毛、毛髪などを美容以外の目的で抜きたいという欲求が抑えられず、他人から見て脱毛状態とわかるまでに抜いてしまう病気です。精神障害の一種で、「脅迫症および関連症群」と呼ばれます。一般的には、毛髪やまつ毛、眉毛を抜毛するケースが多いですが、それ以外のあらゆる部位の体毛が抜毛の対象です。また、時間の経過に伴って、抜きたい部位が変化する場合もあります。思春期の直前もしくは直後に始まることが多く、人口の約1~2%に見られる病気です。抜毛症患者の約90%は女性といわれています。

体毛を抜くのが慢性化する人もいれば、軽快していく人もいます。治療期間が1年未満の場合、約3分の1の患者が軽快している一方で、治療が20年以上も続く患者もいるのです。特に、13歳以降に発病すると、慢性化しやすく大人になってもやめにくくなるといいます。体毛を抜く前は、心地よい緊張感があり、抜いている最中には解放感や快感、安堵感を感じることがあります。体毛を抜くという行為に対し、意識的に行う人もいれば、無意識のうちに抜いているという人もいるのが特徴です。特に、子どもは癖のようなもので、無意識のうちに抜いてしまうケ―スが多くなります。大人になっても改善しなかったり、ほかの精神病を患ったりしている場合は、注意が必要です。

抜毛症患者の主な症状

抜毛症は、髪の毛やまつ毛などの体毛を抜いてしまうのが主な症状です。どこの毛をどのくらいの量抜くのかは、個人差があります。複数カ所の体毛が部分的になくなるほど抜いてしまう場合もあれば、眉毛やまつ毛が1本もなくなってしまう場合もあるのです。また、体毛が薄くなる程度に抜く人もいます。毛を抜くだけでなく、ほかの行為を伴うケースもあります。例えば、抜いた毛を噛んだり、歯にはさんで引っ張ったり、指でつまんで転がしたりなどです。

さらに、患者の中にも、抜いた毛を食べてしまう方がいます。飲み込んだ体毛は、消化管に毛玉になって溜まり、栄養失調や腸閉塞、毛髪胃石などの2次疾患を引き起こす原因となり得るのです。また、毛を抜く時間や期間が長いと、指にあざができたり、肩や手首、首などを痛めたり、歯の摩耗や目の炎症を引き起こしたりすることもあります。体毛がなくなったり薄くなったりしていることに対し、恥ずかしいという感情をもつため、かつらや化粧品、スカーフなどで抜毛部位を隠そうとしがちです。中には、自分で体毛を抜いたことを認めようとしないケースもあります。

抜毛症を発症する原因

子どもの場合、無意識で抜いていることが多く癖のようなものといえます。ただし、発症のきっかけとしては発達段階だけでなく、その子の性格や家庭環境なども影響しています。例えば、両親との関係が上手くいかずストレスを抱えているが、感情を言葉で表現できず髪の毛を抜くことでその感情を消化しているパターンなどです。また、小学生や中学生など年齢があがると、友達との人間関係や勉強などがストレスの原因となり、抜毛症につながることもあります。

大人の場合、患者の4分の1はストレスが原因といわれており、抜くことはよくないとわかっていながらも、やめられないのが特徴です。抜きたいという衝動をコントロールできない点が、強迫症と似ています。このような脳内回路の不具合に加え、不安や緊張が高まるような環境も影響しています。

抜毛症を発症しやすいタイミング

抜毛症は、小学校低学年から中学生頃に発症しやすいといわれています。性別によって発症率が異なるということはありません。ただし、成人で発症する場合は女性が多いとされています。また、強迫症患者や、その両親、子ども、兄弟姉妹は、ほかの人に比べて抜毛症になりやすいため、注意が必要です。

抜毛症は2つのタイプがある


抜毛症の症状は、自覚があるタイプとないタイプの2種類に分類できます。自覚があるタイプは、毛を抜いている意識があり、身体のかゆみやヒリヒリ感、精神的な衝動などを止めるために行っています。一方、自覚がないタイプは、テレビを見ているときなどほかの作業をしているときなどにいつの間にか毛を抜いているが特徴です。多くの場合、この両方の症状が組み合わさって現れます。

抜毛症の対処法

抜毛症の治療は、精神科医と皮膚科医が連携して行うのが一般的です。患者が自分で抜毛していることを認めれば、詳しい検査をしなくても診断がつき、治療へと進むことができます。頭部白癬や円形脱毛症と区別がつきにくい場合は、「パンチ生検」によって識別を行います。これは、わずかに皮膚をくりぬいて顕微鏡で見るという検査です。治療には、薬を使います。水酸化塩酸塩や局所ステロイド、抗ヒスタミン特性のある抗不安薬、抗精神病薬などです。どの薬も、抜毛症を根本的に治せるものではありませんが、精神状態を安定させるための対処療法として効果が期待できるとされています。薬の効き方は個人差があるため、使用後はしっかり経過観察を行い、状態によっては薬の変更や中止をしなくてはなりません。

自分でできる対策としては、「ハビット・リバーサル訓練」というものがあります。認知行動療法とも呼ばれるこの訓練は、まず自分が抜毛していることを自覚し、正反対の習慣や行動を身につけていくというものです。まずは抜毛という行為を自分で振り返り、抜きたくなる衝動など特有の感情の有無を観察し、行為の流れを記録していきます。中には、無意識でついやってしまう行為もあるでしょう。それらもすべて言葉に表しノートに記録しておきます。さらに、抜毛のメリットとデメリットも書きだしましょう。

観察できたら、正反対の行動をとるよう訓練していきます。髪の毛や眉毛、まつ毛などに手が伸びてしまわないよう、手のひらを強く握りしめたり、脇を強くしめたり、指サックを常時装着したりします。こうすることで、正反対の行動を習慣づけるのです。さらに、抜毛症の原因となりやすいストレスを抑制したり解消したりすることも対処法の1つです。天気のいい日に散歩をしたり、有酸素運動をしたり、音楽を聴くなど好きなことを思い切りしたりと、自分に合った方法を探してみましょう。治療中は、家族や友達など身近な存在の人が寄り添い、サポートすることも大切です。

特に、子どもが抜毛症の場合、しっかり話を聞いてあげることが対処法となります。学校でのできごとや嬉しかったことなど、どんな内容でもよいので、否定せず受け入れてあげましょう。そうすることで、自分のことを見てくれている、わかってくれているという心の安定につながり、抜毛症の症状を軽減できるかもしれません。ただし、子どもが話したがらない場合には、無理やり聞き出すのではなくそっとしておきましょう。髪の毛が抜毛の対象となっている場合は、編み込みやポニーテール、坊主など抜きにくいヘアスタイルにするのも1つの方法です。

抜毛症の薄毛はサロンで相談を

抜毛症は、精神科と皮膚科で連携した治療を受けるべき疾患です。薬などを使い、精神面での治療が完了したことで、行為自体はおさまるでしょう。しかし、抜毛症によって髪の毛が薄くなってしまった場合は、育毛専門サロンで相談することで、より早く改善する可能性があります。まずは、育毛専門サロンのお試し体験から始めてみましょう。

薄毛のお悩みはプロに相談することが一番の近道です

薄毛、抜け毛の原因は遺伝、日常的なストレス、生活習慣など個人差があります。これらが原因で、頭皮環境が悪化し、毛穴の汚れや血行不良を引き起こし、薄毛に繋がってしまいます。

そのため、自分に合っていないケアをしていても改善はしません。
大切なのは抜け毛の原因を調べ、その原因にあった正しいアプローチをすること。

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この記事の監修 株式会社バイオテック

育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。

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