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発毛・育毛

2024.02.03

抜け毛がひどいときの対策は皮膚科でいいの?

  • #抜け毛

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2024

抜け毛が多くて気になるときは、どこに相談すればよいのでしょうか。
病気が原因ならすぐに病院で診察を受けるということを思いつくでしょう。

しかし、抜け毛の原因は病気とは限りません。
原因に応じた相談先を選べればよいのですが、そもそもの原因がわからずに悩むことも多いはずです。

頭皮にトラブルがあれば皮膚科に相談することになりますが、それ以外のときも皮膚科でよいのでしょうか。
この記事では、抜け毛の相談先は本当に皮膚科でよいのか、ほかにどのような相談先があるのか、抜け毛の原因別の相談先も併せて解説していきます。

抜け毛に悩んでいる方に聞きました!抜け毛の相談で皮膚科に行きましたか?

まず、抜け毛が気になるときに皮膚科を相談先として選ぶ人がどれくらいいるのか、アンケートを取ってみました。

【質問】
抜け毛の相談で皮膚科に行った経験はありますか?

【回答結果】
行ったことはない : 113
行ったことがある : 36

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:149サンプル

抜け毛の相談を皮膚科にした経験がある人は少なめ

今回のアンケートでは、行ったことはないと回答した人が全体の4分の3を占めました。

・できれば自分で育毛剤などを使って治療したいと思ってしまいます。また、医療機関に相談するなら皮膚科ではなく、AGA専門のクリニックを選ぶと思います。(40代/正社員/男性)

・産後の抜け毛で悩んでいたが、時間が経てばおさまると思ったので行かなかった。(20代/パート・アルバイト/女性)

・美容室の人から、髪には周期があり生え変わるときに抜けて、また生え変わる現象が起きることを教えてもらいました。まだ若いから様子を見て病院に行くか決めてみて。と言われてからは、あまり気にすることなく過ごすようになったため行ってはないです。(20代/学生/女性)

行ったことはないと回答した人のコメントを見ると、皮膚科で抜け毛の相談ができると思っていなかったという意見が目立ちます。

抜け毛の原因がわかっている場合は、とりあえず自分で何とかしようとする人が多いようです。

また、皮膚科で相談できることを知っている人でも、薄毛治療の専門医や毛髪・頭皮ケアの専門家に相談することを選ぶ傾向が見られました。

それに対して、行ったことがあると回答した人のコメントは以下の通りです。

・抜け毛が多い原因がわからなかったため。(40代/正社員/男性)・知人から皮膚科に行くといいと聞いて、受診してみました。(30代/派遣社員/女性)

・円形脱毛になり、皮膚科の領域だと知ったため行きました。(20代/パート・アルバイト/女性)

行ったことがあると回答した人のコメントからは、とにかく急な抜け毛の原因を知りたかったという様子がうかがえます。

また、周りの人に皮膚科で診てもらうように言われて受診したというコメントも目立ちました。

アンケートのコメントからも、抜け毛の相談を皮膚科でできると思っている人は意外と少ないことがわかります。

また、抜け毛の原因がわかっている場合は、自分なりの対処をして、皮膚科などで相談するのは後回しにしてしまう傾向が見られました。

では、抜け毛の原因としてはどのようなことが考えられるのでしょうか。

ここからは、抜け毛の原因について見ていきましょう。

抜け毛の原因として考えられることは?

皮膚科で受けられる抜け毛の検査は主に問診です。

抜け毛が目立ち始めたのはいつごろからか、思い当たる抜け毛の原因はないかといったことが聞かれます。

同時に生活習慣や家族歴などについても質問されるのが一般的です。

問診によって食事内容の傾向や睡眠時間、運動習慣などがわかるので、細かな質問項目があらかじめ決められています。

日頃どんなストレスを感じているかをチェックする項目もあるので、ストレス性の抜け毛が気になっている場合でも対応が可能です。

湿疹や炎症の有無、皮脂やフケの量は目で見て判断することになります。

AGAが疑われるときは血液検査も行われますが、問診と視診だけでAGA治療薬を処方することが少なくありません。

皮膚科で行われる抜け毛の治療は投薬が中心です。

皮膚科の場合、薄毛治療を専門とする医師がいないことがほとんどだからです。

治療法の選択肢も処方される薬の種類も少なく、一般的にはローションまたはクリームタイプの外用薬が処方されます。

AGA治療であれば内服薬の処方もありますが、処方可能な薬の種類が最初から決まっていることがほとんどです。
詳しくは、「皮膚科で抜け毛の検査!対応できるケースや病院は?」をご参照ください。

「抜け毛に悩んでいる方に聞きました!抜け毛の相談で皮膚科に行きましたか?」の段落の直後に移動します。

 

抜け毛の原因として考えられることは?

抜け毛が気になっていてもどの程度の症状になったら病院にかかればいいのかというのは、判断の難しいところです。

ましてや何科を受診すればよいのかがわからないということもあるでしょう。

実は、抜け毛の種類や原因によって何科を受けるべきかが異なります。

たとえば、ストレスによる抜け毛なら心療内科、産後の抜け毛なら産婦人科などという具合です。

頭皮に湿疹や炎症があれば皮膚科という選択肢もありますが、ストレス性の抜け毛で皮膚科を受診しても、原因となっているストレス自体を取り除くのは難しいでしょう。

AGAの場合、治療方法の選択肢が多いのは薄毛治療の専門病院です。

また、抜け毛の原因は、男性と女性とでは異なる点があります。

生活習慣やストレスが原因の抜け毛には共通点がありますが、男性ホルモンが原因と考えられている抜け毛は、男性の方がリスクが高いと言えるからです。

男性ホルモンが原因のAGA

男性ホルモンがかかわっている抜け毛として代表的なのはAGAです。

男性型脱毛症とも呼ばれるもので、男性ホルモンのテストステロンが、5α‐リダクターゼの働きでジヒドロテストステロンに変わることで抜け毛のリスクが高まります。

ジヒドロテストステロンは抜け毛を誘発するホルモンだからです。

ジヒドロテストステロンがアンドロゲンレセプターと結びつくことで抜け毛が起こるのですが、アンドロゲンレセプターの感受性は人によって異なります。

女性はストレス性の抜け毛が多い

女性にはストレス性の抜け毛が多く、代表格は円形脱毛症です。

円形または楕円形にまとまって抜けるためこの名前が付いています。

部分的に突然まとまって抜けるのが特徴です。

ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、免疫の異常で自分の細胞を破壊することが原因とされています。

フケやかゆみなどの頭皮トラブルがある場合は皮膚科

頭皮環境が悪化してフケが大量に出ているときは、ひこう性脱毛症かもしれません。

乾燥したフケが大量に出ているとき、フケが毛穴を塞ぐと起こる脱毛症です。
炎症やかゆみを伴うこともあります。

整髪料が頭皮に付いたり洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取り除きすぎたりすると起こりやすい脱毛症です。

このように、フケが異常に多いなど、明らかに頭皮にトラブルがある場合には、皮膚科を受診すると良いでしょう。

ストレス性の抜け毛なら心療内科

ストレスによっても抜け毛が発生する場合があります。

ストレス性の抜け毛の原因としてあげられるのは、ストレスの蓄積により自律神経が乱れること、それに伴って頭皮の血流が悪くなり、髪の毛の成長の妨げになる可能性があるからです。

特に円形脱毛症などの脱毛症を引き起こす要因として過度なストレスがあげられます。

ストレスの原因がわからずご自身で解決できないという方も、1人で悩まず心療内科でカウンセリングを受けてストレスを軽減させるという方法もあります。

心療内科ではカウンセリング、投薬治療などでケアをしてストレスを改善していきます。

女性の抜け毛治療も皮膚科でいいの?

女性の場合、抜け毛についての相談先をハードルの低さで決めることが少なくありません。

比較的薄毛になりにくい女性は、抜け毛を気にしているのは自分だけだと思い込みやすいため、抜け毛以外の人も受診する皮膚科を選ぶ傾向が見られます。

しかし、女性にはストレス性の抜け毛なので、皮膚科では根本的なストレスに関する治療は受けられません。

円形脱毛症などストレス性の抜け毛の治療は、皮膚に表れている抜け毛の症状についての治療になります。

女性ホルモンの減少によって抜け毛が起きている場合も、皮膚科ではなく産婦人科のほうがよいかもしれません。

フケが大量に出て、ひこう性脱毛症になっているときや、脂漏性湿疹など皮膚疾患を伴う抜け毛の場合は皮膚科がおすすめです。

皮膚のターンオーバーを正常化したり、皮膚疾患そのものを治療したりする必要があるからです。

女性の抜け毛も、原因に応じて相談先を変える必要があるでしょう。
詳しくは、「女性の抜け毛の原因や種類は?皮膚科で治療はできるの?」をご参照ください。

 

ストレス性の抜け毛を治療する場合も皮膚科?

過剰なストレスが長期間にわたってかかり続けると、抜け毛の症状が出てくることがあります。

ストレスがかかると自律神経が交感神経優位に働き、脳が危険と判断して非常事態に合わせた制御を始めます。

そのひとつが血管の収縮です。

血管を縮めて血液を送る部分を限定するため、頭皮の毛細血管は血行不良になります。

血行不良になると髪を作ったり成長させたりするために必要な栄養が届かなくなるので、抜け毛が発生しやすくなります。

ストレス性の抜け毛には種類が複数あるので、根本的な解決のためには心療内科の受診を検討したうえで、過剰なフケや皮脂の分泌、皮膚疾患などを伴う場合は皮膚科で治療するのがおすすめです。

尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患には、専用の薬による治療が欠かせません。

軽くても皮膚に炎症や湿疹などが見られる場合は、先にその症状を治す必要があります。

根本的なストレスは取り除けなくても、問診や治療などで皮膚科の医師や看護師と話すことがストレスの軽減につながるかもしれません。

誰かに悩みを聞いてもらうこともストレス性の抜け毛の回復には必要なことです。
詳しくは、「ストレスによる抜け毛… 皮膚科での治療方法は?」をご参照ください。

 

AGAの抜け毛は皮膚科の受診以上に育毛ケアが大事!

AGAによる抜け毛を皮膚科で改善するのは難しいところがあります。

AGAの治療を専門とする医師がいないことがほとんどで、治療の選択肢や処方可能な薬の種類も限られているからです。

AGAは男性ホルモンの影響で起こる抜け毛で、進行性と遺伝性があるということが広く知られています。

そのため、治療薬の処方以外の対策はしても無駄だと思われがちで、薬以外の方法を試さずに終わっている人も多いようです。

実は、AGAの抜け毛にとって、皮膚科での治療以上に育毛専門サロンの育毛ケアが効果的な点があります。

薬を使わないので、副作用を心配せずに頭皮環境を整えられることや、精神的にリラックスできることなどです。

AGAによる抜け毛も、生活習慣やストレス、間違ったヘアケアなどによる抜け毛と同時進行している場合があります。

育毛専門サロンで受ける適切なアドバイスやストレスの少ない育毛ケアが、AGAの進行を食い止めるのに役立つかもしれません。

病院だけでなく専門サロンにも相談してみましょう

抜け毛の原因はさまざまなので、原因に合う対策方法を選ぶことが重要です。

病院やクリニックで治療を受ける場合でも、専門外の医師の診察では、症状を見誤ることもあり得ます。

抜け毛の相談先として多くの人が皮膚科を身近に感じているようですが、場合によっては別の相談先を選んだほうがよいかもしれません。

例えば、育毛専門サロンバイオテックの発毛体験では、200倍拡大のスコープを使用した頭皮チェックやシャンプー等の抜け毛防止ケア中に自然に抜けた毛髪を分析し、現在の頭皮や頭髪の状態、抜け毛の原因をお伝えしています。

対策方法はよく考えて選びましょう。

この記事の監修

EDITORIAL SUPERVISION

BIOTECH

株式会社バイオテック

育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。

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