HAIR GROWTH
発毛・育毛
シャンプー中やスタイリング中など、ふとしたときに以前より抜け毛が増えたり、髪の毛にハリやコシがなくなったと感じたりする人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなときに摂りたい必要な栄養成分や効果的な対処方法について解説していきます。髪のボリュームでお悩みの人や、髪の健康について興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
目次
抜け毛が多く気になるときの状態や原因
髪の毛が毎日ある程度抜けるのは普通のことです。髪の毛には毛周期と呼ばれるものがあり、抜けると同時に新しい髪の毛も作られていきます。また、季節によっても毛量が変わる場合があります。しかし、抜け毛の数を正確に把握することは難しく、気付いたらいつもより抜け毛の量が増えたと感じることも。抜け毛が多く気になるときはどんな状態なのでしょうか。一般的に、正常な人の1日当たりの抜け毛は50〜100本と言われています。シャンプー中に髪の毛が抜けることは多いですが、25〜50本程度であれば心配する範囲とはいえません。ただし、いつも以上に抜けるようになったり、抜ける量に比例して髪が全体的に薄くなったと感じたりしたら、通常より抜け毛が多い状態であるといえます。
抜け毛が多くなる原因には個人差がありますが、頭皮の血行が悪くなったり栄養が十分に行かなくなったりする場合が多いです。また、ストレスを溜めてしまうと血管の縮小が起こり、血行不良につながります。そうすると血流によって運ばれる栄養素が十分に行き渡らなくなり、髪の毛が弱くなって抜け毛につながりやすくなります。また、汗をかきやすい頭皮は毛穴が詰まることで雑菌が繁殖し、血行不良になってしまう場合も。その他にも、日焼けなどの紫外線によるダメージから新陳代謝の低下を招きやすいのも原因のひとつです。
髪にハリやコシがないときの状態や原因
髪の毛にハリやコシがないとスタイリングがうまくいかなかったり、見た目の印象が変わったりします。抜け毛と同様、髪の毛のボリュームに関して悩みを持つ人も多いでしょう。特に女性は加齢が原因で起こりやすく、珍しいことではありません。ハリやコシがないのは髪の毛が弱くなってしまっている状態で、ヘアコンディションが良くなかったり、血行不良による髪の毛の栄養不足だったりする以外にも、加齢によるホルモンバランスの乱れなどが複合的に絡んで起こるとされています。全体的に髪の毛のボリュームが失われることを「びまん性脱毛症」といい、男性よりも女性に多くみられる症状です。
男性の場合、髪の毛が弱くなってくると薄毛につながりやすい傾向にありますが、原因としては遺伝の要素が強いといわれています。ただし、必ずしも遺伝だけの問題とは言い切れません。遺伝するのは薄毛につながりやすい体質というだけであって、普段の生活をしっかり見直すことで頭皮環境は高めることが可能です。ストレスや生活環境によって男性もしっかりした髪の毛から弱い髪の毛に変化すると、ハリやコシが失われた状態になってしまいます。今までのようなスタイリングを続けるためにも頭皮にやさしい生活を心がけるようにしましょう。
髪の健康が心配なときの対処方法とは?
髪の健康が心配なときは対処法として頭皮環境を高めるようにしましょう。抜け毛を防いで健康な髪を作るためには、過度なカラー剤やパーマ剤などの使用などを控えることも大切ですが、頭皮そのものが健康であり、頭皮の環境を高めることが重要になります。健康な頭皮には適度な湿り気があり、柔らかく、色はやや青白いという特徴があります。毛穴詰まりがなく、赤みやかゆみがない状態を目指しましょう。頭皮は他の部分の皮膚と基本は同じ仕組みです。健康であるためには、代謝を促進して血行を良くし、さらに適度に皮脂が分泌されていなければなりません。また、清潔であることも必須です。毎日のシャンプーでは、スタイリング剤やカラー剤、パーマ剤、老廃物などが残らないよう丁寧に汚れを落としましょう。
健康的ではない頭皮とは、乾燥していたり、逆に皮脂が過剰に分泌されてべたついたりしています。また、炎症や湿疹があり赤くなっている場合や、血行が悪く、触ると硬いなどの場合もあります。いずれも汚れがしっかり落としきれていなかったり、不規則な生活が原因だったりする可能性が高いです。定期的に頭皮のチェックを行うようにしましょう。頭皮用アイテムの使用や生活の見直しをして頭皮の健康を意識することで髪質の改善にもつながります。
頭皮や髪を健康にするために必要な栄養成分
頭皮環境を高めるためには必要な栄養成分をしっかり摂るようにしましょう。毛根に栄養を送るためには、まず頭皮の血行促進がとても重要です。血行を良くする効果の高いビタミン類は積極的に摂取したいところ。ビタミンCは粘膜や血管を丈夫にしてくれるだけでなく、皮脂の分泌を抑える効果もあるとされるため、皮脂の分泌でお悩みの人にはとても有効です。血管を広げてくれる効果が期待できるビタミンEや、皮脂の毛穴詰まりを予防してくれるビタミンB2やB6、細胞を活性化し正常化してくれるビタミンAも頭皮の健康には欠かせません。その他、大豆に含まれるイソフラボンは毛根の成長を促すだけでなく、頭皮の保湿にも効果が期待できるため、こちらも意識して摂取すると良いでしょう。
髪の毛の主成分は「ケラチン」という、18種類のアミノ酸が結合したタンパク質でできているため、健康な髪の毛を作るためには良質なタンパク質を摂ることが必須になります。アジやサンマなどの青魚や、チーズなどの「含硫アミノ酸」を多く含むものであればより効果的です。また、亜鉛はタンパク質のアミノ酸合成をサポートしてくれます。亜鉛を多く含む牡蠣やナッツ類など、こちらもあわせて摂るようにしましょう。頭皮や髪を健康にするためには、これらの栄養素を意識しながらバランスの良い食事を心がけることが大切です。
活性に良い栄養成分が含まれている食べもの
頭皮や髪の活性に良い栄養成分が含まれている食べものをそれぞれ具体的にみていきましょう。まずビタミンCは柑橘類や芋類などに多く含まれています。ビタミンCは過剰に摂取しても有害なものではありませんが、ほとんどが尿として排出されてしまうため、適量を摂るようにしましょう。ビタミンEは魚介類やかぼちゃ、アーモンドといったナッツ類に多く含まれます。過剰に摂取すると出血傾向になるため注意が必要です。同様に、ビタミンB2は青菜類や卵類、乳製品、うなぎ、レバーなどに、ビタミンB6は肉類やバナナ、青魚などに多く含まれ、こちらは過剰に摂取しても有害にはなりません。ビタミンAは頭皮を含む肌の健康を維持するだけでなく、粘膜にも働きかける重要な栄養素です。緑黄色野菜や卵類、うなぎ、バターやチーズなどの乳製品などに多く含まれています。過剰に摂取してしまうと肝障害などを引き起こす可能性があります。普段の食事で過剰に摂ってしまうことはありませんが、サプリなどで摂取する場合には十分注意しましょう。
髪の健康に必要なタンパク質は肉類や魚介類、卵類、大豆製品、乳製品などに多く含まれています。タンパク質は三大栄養素のうちのひとつで、体内で作ることができない栄養素のため、毎日摂取しなければなりません。その他、亜鉛や銅、リン、カルシウムなどのミネラルも強い髪を作るためには必要な栄養素です。ミネラルを多く含む、牡蠣やうなぎ、海藻類、レバー、貝類、小魚、大豆、肉類、乳製品なども意識して摂るようにしましょう。
栄養バランスを考えたヘアケアも大切
健康な髪を育むためには、バランスの良い食事で必要な栄養成分をとり、頭皮環境を高めることが大切です。健康な頭皮や髪を手に入れるためにも食事や生活スタイルを見直してみましょう。髪が弱くなったと感じたときにはサロンのヘアケアを受けてみるのも良いかもしれません。興味がある人はまずお試し相談を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。