HAIR GROWTH
発毛・育毛
若い頃はハリとコシのある髪だった人も、年齢を重ねたことやその他の原因によって髪が弱くなったと感じることは少なくありません。髪が弱くなったことによってヘアスタイルが思い通りになかなか決まらない、髪にボリュームが出にくいなどの悩みを抱える人も多いです。この記事では、髪が弱くなってしまう原因や対処方法について解説します。
目次
髪が細くなってしまうのはどんな原因?
薄毛や抜け毛に悩むのは男性だけではなく、女性でも悩んでいる人は多いです。あるアンケート調査の結果によると、30代の女性で髪の悩みがある人は67%であるのに対して40代女性の8割以上の人が髪の悩みを抱えています。40代女性は白髪が増えたことを悩んでいる人が最も多く、ついでパサつきがちになったこと、3番目に髪が弱くなったことを挙げる人が多いです。女性は40代になると更年期に差し掛かるため、身体に変化をもたらします。特に変化の原因になるのが女性ホルモンのエストロゲンと呼ばれる物質です。エストロゲンは髪のハリとコシやボリュームに影響を与えるホルモンだといわれており、20代後半をピークに40代頃から少しずつ減少していきます。
更年期になりホルモンバランスが崩れることも髪が弱くなる原因の1つです。また、一般的に結婚年齢が遅くなっていることもあり、40代で出産したり子育ての最中だったりする女性も少なくありません。それに伴って復職や転職など、仕事環境が変化する人も多いです。それらの環境変化は少なからずストレスを生み出す原因となり、女性ホルモンの分泌の減少につながりかねません。そして、40代女性は仕事や子育てに忙しい日々を過ごしていることにより、ゆっくり休息する時間が取れない人も多いです。睡眠不足など生活サイクルの乱れによって身体にストレスがかかり、髪の成長に関係する副交感神経の働きを鈍くし、髪の状態に悪影響を及ぼすこともあります。
女性の場合に多い「びまん性脱毛症」
女性に特有な病気の1つとしてびまん性脱毛症があります。びまん性脱毛症とは、髪の毛が抜けてしまうのではなく髪が弱くなることによって全体のボリュームダウンにつながってしまう症状です。特定の部位の髪が抜けるのではなく全体的に髪が弱くなってしまうため、髪の量が少なく見えるだけでなく、髪のハリやコシも失われてしまいます。髪のボリュームが少ないため、ぺたんとした印象になることも多いです。ヘアスタイルでカバーしても地肌が見えてしまうことがあるため、実年齢よりも年上に見られたり洋服が似合わなかったりすることを悩む女性は少なくありません。
びまん性脱毛症は個人差があるものの、加齢が原因で起こることが多いです。年齢を重ねると、育毛能力が衰えてくるだけでなく、頭皮も弾力を失ってきます。症状は少しずつ進んでいくため、気づくと髪全体のボリュームがなくなっていたということも少なくありません。また、ダイエットをすることもびまん性脱毛症の原因になります。ダイエットをすると栄養不足の状態になりやすいため、生命の維持に直接関係がない毛髪には栄養が届けられにくくなりがちです。その結果、毛髪の成長が妨げられてしまい、びまん性脱毛症になってしまいます。この他に、ストレスやヘアケアの行いすぎ、避妊用ピルなども原因になりうるものです。びまん性脱毛症の予防には、これらの原因を取り除くことが効果をもたらします。
細くなった髪にハリやコシを与える方法は?
細くなった髪をしっかりしたハリとコシのある髪にするためには、活性に良いといわれている栄養をしっかり取ることが大切です。タンパク質やビタミン、ミネラルは、髪の活性に良い作用をもたらすといわれています。髪は90%がタンパク質でできているため、不足すると弱い髪になってしまうのです。また、ビタミンB群は細胞の代謝を促進する働きがあり、ビタミンEには血行を促進して髪や毛根に必要な栄養素を届ける役目があります。ミネラルの中でも亜鉛は、髪の主成分であるケラチンタンパク質を合成する働きがある重要な栄養素です。これらの栄養素を含んだバランスの良い食事を取るようにしましょう。
そして、ストレスをためないように心がけ、十分な睡眠時間を確保することも大切です。ストレスをためてしまうと、血流が悪化するだけでなくホルモンバランスや自律神経を乱すことにもつながり、肌荒れや便秘などの症状を引き起こしたり頭皮環境を悪化させたりします。睡眠時間を十分に取れないこともストレスにつながるため、良質の睡眠を取ることも不可欠です。また、カラーやパーマは頭皮への負担も大きいため、頻度を少なくする工夫をしてみましょう。
洗浄力の高いシャンプーは頭皮の汚れだけでなく必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。必要な皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮が乾燥して外からの影響を受けやすくなり、頭皮が傷つきやすくなってしまうのです。また、炎症を起こしたりフケやかゆみの原因になったりすることもあるため、頭皮と活性に良いシャンプーを使うようにしましょう。ただし、髪が弱くなる原因は人によって異なるため、適切なケアが何かを見極めるのは難しい場合もあります。
弱い髪をヘアスタイルでカバーする方法
髪全体が弱くなり、ボリュームダウンしてしまった場合は、パーマをかけてボリュームを出そうとすることが少なくありません。しかし、強いパーマをかけてしまうと、頭皮や髪を傷めてしまう可能性があります。髪のハリやコシが失われてしまっている場合は、ロングヘアよりもショートヘアにすることによってボリュームを出すことが可能です。ロングヘアと比べてショートヘアは軽く見えるだけでなく、ボリュームアップできるスタイリングも手軽に行えるメリットがあります。
ロングヘアでつむじが割れてしまうことに悩んでいる人もショートヘアにすれば毛の流れを作り出すことができ、つむじが割れるのを防ぐことも可能です。髪が弱い人がパーマをかける場合は、根元からかけるのではなく毛先だけにかけるようにすると髪の傷みを最小限に抑えることができます。毛先のみにパーマをする場合は頭皮にパーマ液をつけないため、頭皮への負担の心配もありません。また、毛先にパーマをかけることによって動きや軽さを出すこともできるため、適度なボリューム感を出すこともできます。
髪質を変えるには頭皮環境サポートが大切
髪が以前と比べて細くなるなど髪質が変化してきたときは、頭皮環境を高めることによって、ハリとコシのあるしっかりした髪を取り戻すことが期待できます。ただし、髪が弱くなったり頭皮環境が悪化したりする原因は加齢をはじめとしてさまざまです。そして、その原因は人によって異なるため、何が原因で髪が弱くなったのか、どのような対策を取れば良いのかを素人が見極めることは簡単ではありません。また、素人判断で間違ったケアを行ってしまうと、場合によってはさらに頭皮環境を悪化させて症状を進行させてしまう可能性があります。一人で悩んでいても問題は解決せず状況の改善も難しいです。そのため、以前と比べて髪が弱くなり全体のボリュームが減ってきたと感じたときには、早めの段階で専門家に相談してみましょう。専門家に適切な判断をしてもらい、自分にとって必要な頭皮環境サポートを受けると良いです。
髪の細さが気になったらサロンで体験をしてみよう
40代女性の8割以上が以前と比べて髪のボリュームがなくなったことに悩んでいます。髪が細くなる原因は複数あり、何が原因で症状が出ているのかを素人が見極めることは難しいです。また、自己判断で間違ったケアをしてしまうと、より一層症状が進んでしまうことがあります。そのため、髪の細さが気になったときは、サロンのお試し体験を受けてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。