HAIR GROWTH
発毛・育毛
中高年だけが薄毛に悩まされているわけではありません。実際に、高校生あたりから、髪の毛に関するトラブルを抱えている人は増えていきます。高校生の薄毛にはさまざまな原因があるので、それぞれに合った対策を立てることが大切です。この記事では、高校生の薄毛について考えられる原因や対策について解説をしていきます。
若年性脱毛症とは?
一般的に「薄毛」と呼ばれる症状はAGA(男性型脱毛症)に該当することが大半です。そして、10~20代前半で経験するAGAは「若年性脱毛症」と名付けられています。本来なら、成長期であるはずの10代で髪の量が少なくなっていくことに疑問を持つ人もいるでしょう。ただ、若年性脱毛症の原因は、成長期特有の現象と結びついています。男性ホルモンの一種、テストステロンは成長期に分泌量が増えることで有名です。本来なら性ホルモンとして二次性徴をサポートするために、テストステロンは重大な役割を果たします。
しかし、テストステロンは脱毛酵素である「5αリダクターゼ」と結びついてしまうホルモンです。この2つが結びつくと「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが新たに生成されてしまうのです。ジヒドロテストステロンは頭皮に働きかけ、薄毛の原因となります。つまり、テストステロンの量が多くなり始める高校生ごろになると、薄毛に悩まされる人が増えていくのです。
高校生でAGAになった場合の注意点
もしも高校生で薄毛になってしまったときは、速やかに対処すれば進行を食い止められることもあります。代表的な対処法としては、育毛剤が挙げられます。育毛剤にはさまざまな種類があるものの、大まかな効能は5αリダクターゼの量を減らすように働きかける点です。5αリダクターゼが減れば薄毛の原因となるジヒドロテストステロンも生成されにくくなるので、薄毛を防ぐことにつながります。さらに、育毛剤には頭皮に働きかける成分も含まれています。薄毛では、頭皮の環境が荒れているケースも少なくありません。保湿効果のある成分などで頭皮の環境を整えていけば、抜け毛や薄毛を抑えられることもあるでしょう。
育毛剤と混同されるケースが多い商品に「発毛促進剤」があります。両者の根本的な違いは、育毛剤が薄毛を「抑える」ために開発されているのに対し、発毛剤は髪を「生やす」ために作られたという点です。ただし、発毛促進剤の成分は育毛剤以上に身体への影響力が強いといえます。そのため、薬機法によって未成年の使用は禁じられています。仮にルールを破って使ったとしても、副作用に苦しむこともあるので絶対に避けましょう。めまいや立ちくらみなどの症状が現れ、生活を普通に行えないほど体調を崩す可能性すら出てきます。高校生なら、発毛促進剤ではなく、育毛剤を使うべきです。
AGAの症状をチェック!
薄毛をケアする際には、そもそも薄毛にはどのような種類があるかまで把握しておきましょう。いわゆるAGAには3つのタイプがあります。自分がどのタイプに分類されるかが分かれば、頭皮のどこを集中的にケアするべきかが見えてくるでしょう。AGAのタイプは、生え際の形状をアルファベットに例えて命名されています。
まず、「M字型」はこめかみが薄くなっていくタイプです。そして、徐々に額の髪が後退していき、Mのような形になっていきます。
次に、頭頂部の薄毛が目立っていくのが「O字型」です。自分ではなかなか気づきにくいので、対応が遅れることも少なくありません。なお、日本人に多くみられるタイプでもあります。
最後は「U字型」の薄毛です。額の毛が減っていくのが特徴であり、時間とともに側頭部と後頭部の毛だけが残っていきます。生え際の形がUに見えることから命名されました。
薄毛になると、髪や頭皮に独特の兆候が出るので注意しておきましょう。まず、髪質の変化は重要です。健康な髪の毛はハリがあり、丈夫だといえます。しかし、薄毛が進行していくにつれて髪質は繊細になり、弾力が失われていくでしょう。さらに、朝起きた際やシャンプー中などの抜け毛が目に見えて増えるのも薄毛のサインです。そして、鏡を見たとき、髪全体のボリューム感が少なくなっていきます。誰の目から見てもボリュームの差が気づかれるほどになったら、薄毛はかなり進行しているといえるでしょう。
生活面で気を付けたいこととは?
薄毛の原因は生活面にもあります。
たとえば、ストレスは頭皮環境にとって天敵だといえるでしょう。高校生は特に思春期の最中で精神が繊細です。部活や進路、家族との関係などでストレスを抱えることも多いでしょう。ストレスは頭皮環境に悪い影響を与え、薄毛につながることがあります。ストレスなく、精神衛生を保つのは薄毛予防と関係があるでしょう。
次に、偏食も薄毛の原因になります。高校生はスナックやファーストフードなどをたくさん食べたくなる年代です。しかし、これらの食材に多く含まれる油分や糖質は皮脂の異常分泌を引き起こすこともあります。頭皮の毛穴が詰まるなどすれば、薄毛に結びつくので栄養価の高い食事をとるように心がけましょう。
受験勉強などで家にこもる時間が多くなると、運動不足になる高校生もいます。体がなまると血の巡りも停滞していくので、頭皮の毛細血管に十分な血液が届きません。血液は体の隅々に酸素や栄養を運ぶ役割を果たしています。つまり、運動不足の人は、頭皮が栄養不足になってしまう可能性が高いのです。
そして、睡眠不足にも気をつけましょう。高校生は勉強やゲームなどで夜更かしをすることも珍しくありません。そして、睡眠が減ると自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが崩れたりします。ときには成長ホルモンも減るなど、髪の毛の生成に悪影響を及ぼすようになりかねません。
そのほか、交感神経が優位になって、筋肉や欠陥が縮み、血液の循環が悪くなるのも頭皮にダメージを与えるでしょう。
自分でできるAGA対策とは?
高校生の薄毛対策では、生活習慣を変えていくのが賢明です。頭皮環境がこれ以上乱れないよう、何気なく行ってきた習慣を見直していきましょう。たとえば、高校生はファッションを気にしてカラーリングやパーマをしたくなるものです。しかし、十分に頭皮が成長していない状態では、大きなダメージを受けかねません。また、整髪料を頻繁につけすぎても頭皮の毛穴をふさいでしまいます。育毛を心がけるなら、髪の毛は自然な状態にしておくのがいいでしょう。
次に、シャンプーのやり方を変えてみます。つい、シャンプーでは毛先を重点的に洗ってしまうものの、本当に大切なのは頭皮に汚れを残さないことです。手のひらで泡立ててから洗ったり、すすぎの時間を長くしたりして頭皮をいたわりましょう。なお、爪でひっかくのではなく、指の腹で優しく洗うのがコツです。もしもシャンプーの後でフケが出たり頭がかゆくなったりするなら、洗浄力が強すぎる可能性があります。シャンプーをオーガニック成分配合のものにするなど、工夫しましょう。
そして、偏食のない食生活を意識します。薄毛対策には、健康な細胞を生成するための「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」が欠かせません。豆類や緑黄色野菜、海藻類などを積極的に食べるのが肝心です。
AGAは毎日のケアが大切!
年齢に関係なく、薄毛に悩まされることはあります。もしも生活習慣の見直しだけで頭皮の状況が良くならないなら、プロの意見も聞いてみましょう。育毛サロンのバイオテックでは専門家が髪の悩みについて的確なアドバイスをくれます。お試し体験もできるので、お小遣いに余裕がない高校生もまずは気軽に話を聞いてみましょう。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。