HAIR GROWTH
発毛・育毛
AGA対策には運動が効果的だといわれていますが、それはなぜなのでしょうか。
また、運動と一口に言ってもいろいろな運動があるので、選ぶ運動次第では効果に差が出る可能性もあります。
せっかく運動を取り入れるのであれば、きちんと成果につながる運動を取り入れたいところです。
では、どのような運動がAGA対策に向いているのでしょうか。
この記事では、AGA対策には運動が効果的だといわれる理由とともに、どんな運動がAGA対策に向いているかを解説します。
目次
有酸素運動がAGA対策に効果的な理由とは?
有酸素運動をすると心拍数が上がり、全身へと送り出される血液の量が増えます。
酸素を取り込みながらの運動ですから、頭皮の血流がよくなれば、頭皮や毛根には栄養や新しい酸素が送り込まれるはずです。
結果として十分な栄養や酸素が行き届くようになれば、頭皮の新陳代謝を高めることにもつながるでしょう。
運動をして汗をかくことも、AGAの原因物質といわれるDHT(ジヒドロテストステロン)を対外に排出する働きをするため、AGA対策には有効だといわれています。
さらに、運動をすることがストレスの解消になっていれば、そのこともAGA対策になるといってよいでしょう。
ストレスが緩和されるとそれに伴って収縮していた血管が緩みます。
すると血管が縮んでいたときよりも血液が通りやすくなるため、体の至る所で血流が正常化することになるでしょう。
血流が元に戻れば、頭皮にも多くの血液が行き届くようになるので、結果として育毛に適した頭皮環境になることが十分考えられます。
おすすめの有酸素運動
有酸素運動とは、筋肉に弱めの負荷をかけながら、ゆっくりと時間をかけてエネルギーを生み出していく運動のことです。
酸素を取り込みながら行うので有酸素運動と呼ばれます。
強い負荷をかけて、酸素を使わず短時間で力を生み出す筋トレのような無酸素運動とは違い、無理なく長時間運動を続けられる点が特徴です。
日常生活で手軽に取り組めるものとしては、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、バランスボールなどがあります。
ウォーキングはただの散歩ではありません。
胸を張った姿勢でひじを直角に曲げ、手を振るときは後ろに大きく引くように降るのがポイントです。
有酸素運動では運動を始めてから20分を超えたあたりから、余分な体脂肪を燃やしてエネルギーに変換し始めるといわれています。
そのため、有酸素運動は20分をめどに続けることが基本です。
ジョギングは、無理なく20分間走り続けられる速さで走ることを心がけましょう。
毎日忙しいから運動はムリ……そんな人の対策は?
ではここで、日ごろ時間がない人が、運動不足解消のためにどのような運動を取り入れているのかを見ていきましょう。
日常生活の中で自然にできることが意外と多い
・エレベーターやエスカレーターを使わず、なるべく階段を使う。(30代/男性/正社員)
・スキマ時間はスクワットで有酸素運動をしている(30代/男性/個人事業主・フリーランス)
・現在は出勤前に早起きをし、約1時間(距離は約5km)のウォーキングを習慣付けている。
あとは通勤中の列車内でかかとを付けずに立ってみたりしている。(40代/男性/正社員)
・その場で出来るスロースクワットで足腰を鍛え、最後に腕振りのスワイショウという運動で、身体をリラックスさせると共に、全身の血行を良くします。数分という短時間でできるので便利です。(50代/男性/個人事業主・フリーランス)
・足のむくみ防止を兼ねて、かかと上げを50回、1日に5回は行っています。(40代/男性/正社員)
・腹式呼吸やストレッチ、ラジオ体操もきちんとすればいい運動になります。(30代/男性/個人事業主・フリーランス)
【質問】
運動不足解消のためにスキマ時間でできる運動法があれば教えてください。
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:【性別】男性
調査期間:2018年10月10日~2018年10月17日
有効回答数:100サンプル
アンケートのコメントを見ると、スキマ時間を使って簡単にできる運動が意外と多いことがわかります。
特に目立ったのが、スクワットとストレッチ、通勤時間を使った階段の上り下りやウォーキングでした。
短時間で手軽にできる運動なら、忙しくても取り入れやすく続けやすいようです。
それでは、アンケート結果も踏まえつつ、引き続きAGA対策に役立つ運動について詳しく見ていきましょう。
有酸素運動のポイントとひと工夫
有酸素運動は、継続的に行うことが大事です。
ただし、負荷の大きい運動を毎日行うのは逆効果といわれています。
あまりハードな内容にしてしまうと、気づかないうちに無酸素運動になってしまうことがあるようです。
運動の負荷は楽に話ができる程度がよいとされているように、オーバーワークやストレスにならない程度の負荷と頻度を目安にするのがおすすめです。
ただし、あいだは空けすぎないほうが習慣として続けやすいでしょう。
1週間休んでしまうと、ほとんどの人がそのままやめてしまうといわれているので、天候が悪くても続けられる運動を選んだほうがよいかもしれません。
運動の継続時間は1回20分がめどとされていますが、20分にこだわる必要はないようです。
有酸素運動は脂肪が燃え始めるまでは時間がかかりますが、それまでは糖をエネルギー源にしています。
5分~10分程度でも運動効果がないというわけではないので、できるときに有酸素運動をして合計20分を目指すとよいでしょう。
たとえば、通勤時間の歩き方を工夫して運動効果を上げるという方法もあります。
正しいフォームでリズムよく歩くようにすることで、有酸素運動と同様の運動効果を得られるといわれています。
AGA対策は有酸素運動だけでは不可能?
有酸素運動はAGA対策に有効とされています。
血流や発汗、ストレス発散などが頭皮環境のサポートにつながるからです。
しかし、AGAの原因は主に遺伝的な要因で、そこに生活習慣も影響している状態です。
ですから、有酸素運動だけでAGAを解決することは無理と言わざるをえません。
ほかの習慣も併せて見直しをしたうえで治療を受けなければ、一般的に考えられている完治という状態には近づかないでしょう。
それでも、すでに発症しているAGAを有酸素運動によって食い止めることはできる可能性があります。
血流をよくしたり、発汗によってDHTの原因物質を排出したりする効果が継続するように、運動の習慣づけを目標とするとよいかもしれません。
有酸素運動は上手に取り入れればストレス解消になりますが、無理をするとストレスにも変わります。
AGA対策に結びつくように、負荷や頻度に注意しましょう。
続けられる運動を選ぶことが大事
有酸素運動を続けることで、AGAの予防や対策に一定の効果が期待できるといわれています。
しかし、有酸素運動だけで対策ができるわけではないということを覚えておく必要があります。
有酸素運動は継続的に行うことで効果を発揮するものですが、いやいや続けたのでは効果が半減してしまうかもしれません。
慣れてくると負荷が強くなっていく傾向があるようなので、気づかないうちに無酸素運動になってしまわないように気を付けましょう。
ストレスなく続けられる運動を選んで、適度な負荷と頻度を守ることが重要です。
関連記事:「AGA対策は方法を選べる!何ができるか知っておこう」
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。