HAIR GROWTH
発毛・育毛
M字型の脱毛症もほかの脱毛症と進行の速度はあまり変わりません。
M字型脱毛症も他の脱毛症と同じく、運動不足や食生活の乱れなどの生活習慣が大きく関係しています。
そこで、M字型脱毛症の原因とその対策方法について詳しく解説します。
目次
M字型の薄毛ならではのお悩みとは?
まずは、AGAのなかでもM字型特有の悩みはどのようなところなのか、アンケートを取って調べてみました。
周囲が気付きやすいのが悩み
・接客の仕事をしているが、小さなお子さんや女性に怖がれることが多い。M型の薄毛なので頭髪自体も短くしていることもあるが、第一印象は「怖そう」「いかつい」などの印象を持たれることが多くそのことがつらい。(40代/男性/正社員)
・ベジータか!といじられて髪の毛がコンプレックスになった。(30代/男性/正社員)
・髪型の自由度が減った事。前髪を上げた髪型が好みですが、額を出す事に抵抗があるので降ろさざるを得ないです。(20代/男性/個人事業主・フリーランス)
・とにかく、正面から見られて、薄毛が目立つということです。やっぱり、見た目が悪く、人目がとても気になります。(40代/男性/経営者)
・M 字ハゲが周りにばれるのが嫌で外出時は常に帽子を被って生活しています。(20代/男性/個人事業主・フリーランス)
・鏡を見るたびにM字はげの部分に目がいくこと。(20代/男性/正社員)
【質問】
M字型の薄毛になって辛かったことは何ですか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年10月10日~2018年10月17日
有効回答数:124サンプル
今回のアンケートでは、周りの人から薄毛を指摘されることがつらいというコメントが多く見られます。
特に剃り込みと間違えられるという声や、特定のキャラクターの名前でやじられるという声が目立ちました。
髪型の自由度が減ったことを悩みに感じている人も少なくありませんが、どちらかというと周囲の人が薄毛に気づきやすいことを悩んでいる人のほうが多いように感じられました。
では、この結果を踏まえて、M字型AGAの対策方法について詳しく見ていきましょう。
M字型は進行が速いというのはウソ!
こめかみの部分が後退する脱毛症はAGAの典型的な症状のひとつです。
正面から見たときに地肌がMの字に見えるためM字型と呼ばれます。
M字型のAGAは他の症状よりも進行が速いといわれることがありますが、それは根拠のないうわさです。
AGAは進行の速さに個人差はありますが、M字型だから進行が速くO型だから遅いというようなことはありません。
こめかみ周囲は毛量が少ないため、少し抜けただけでも急に変化したように見えることが錯覚の原因と考えられます。
また、髪型によって薄毛に気づくタイミングに遅くなりがちなことも原因のひとつです。
たとえば、日ごろ前髪を下ろしている人は、シャンプーなどのとき、進行が進んだ状態を目にして初めて気づくということがあります。
実際は進行が速いわけではなく、本人が気づくタイミングが遅いことが、急激に症状が進んだと感じる要因になっているようです。
M字型脱毛症の原因は?
M字型脱毛症に限らず、AGAは男性ホルモンが5αリダクターゼと結びついてDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に代わることによって起こっているといわれています。
DHTは、毛根周辺に存在すると脱毛を引き起こす原因になる物質です。
M字の形に脱毛するのは、こめかみ付近にDHTができやすい遺伝的要因があるからではないかと考えられています。
しかし、遺伝的要素だけで脱毛が起こるわけではありません。
AGAのなりやすさには遺伝的な要因が深く関係していますが、症状が発症したり進行したりする裏にはほかの要因も絡んでいるといわれています。
原因となり得るものを具体的に挙げると、頭皮の血行不良、運動不足、冷え性、眼精疲労、肩こり、ストレスなど、生活習慣に関連することがほとんどです。
そのため、遺伝的要素によってAGAの症状が出始めると、生活習慣の乱れによってAGAの症状が進みやすくなるということはあり得ます。
対策と予防は生活習慣の見直しが基本
M字型脱毛症を予防したり、症状が出始めたときに進行を遅らせたりするためには、乱れがちな生活リズムを整えることが重要だと考えられています。
たとえば、ストレスを溜め込まない、定期的に適度な運動を取り入れるというようなことでかまいません。
食生活の中身を見直して、バランスの取れた食事を心がけるというようなことでもよいでしょう。
時々、日常生活を振り返り、髪の毛や頭皮によくないことをしていると感じたら、それを見直して正していくことが大事です。
一般的に薄毛の原因になるといわれている喫煙や飲酒、睡眠不足なども、できるだけしないようにすることがAGAの進行を遅らせ、予防につながると考えられます。
緩やかなルールを決めて、時々きちんとできているかどうかを見直してみるという形で進めていけば、ストレスを溜めることなくAGA対策に取り組めるでしょう。
M字解消に期待!お手軽マッサージ4選!
頭皮の血行が悪くなると弾力を失い脱毛が起こりやすくなるといわれています。
そのため、硬くなった頭皮を刺激して血流を取り戻すことが、脱毛を防止するためには必要です。
頭皮に刺激を与える方法としては、頭皮マッサージ、こめかみをほぐす、首筋を押し上げる、ツボ押しなどの方法が考えられます。
ただし、いずれの方法も正しいやり方で行うことが大事です。
爪を立てたり強くこすったりすると地肌を傷つけ、抜け毛を増やす原因になってしまうかもしれません。
M字型脱毛症の対策として頭皮マッサージをするときは、両手の人差し指、中指、薬指の3本ずつを使って、こめかみのあたりをゆっくり上に向かって動かします。
上がりきったところで一旦止め、数秒キープしてからゆっくり元に戻すという動きを繰り返すようにするのが基本の動作です。
左右のこめかみに3本ずつ指を置いて軽い力でくるくると円を描くようにもみほぐすことも有効だといわれています。
また、首コリを解消して頭部への血流量を増やすためには、親指の腹を使って首筋を押し上げて緩める動きを繰り返してみてもよいでしょう。
頭部への血流アップに役立つツボとしては、百会(ひゃくえ)、風池(ふうち)、天柱(てんちゅう)などがよく知られています。
M字型脱毛にも対策方法はたくさんある
急激に進行するように思われがちなM字型の脱毛症ですが、ほかの型のAGAと進行スピードは大きく変わらないといわれています。
ですから、あきらめずにきちんと対策することが大事です。
M字型も、ほかの型も脱毛の原因となることは共通しています。
生活習慣を見直し、頭部への血行をよくすることを心がけることが大切なポイントです。
周りに気付かれやすい点は、対策の成果が出たときにも気付いてもらいやすいと前向きにとらえるとよいかもしれません。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。