HAIR GROWTH
発毛・育毛
女性向けのAGA治療を行うクリニックも増えてきました。
基本的に、女性のAGA治療も男性同様薬を使った治療がメインとなります。
そこで気になるのが、治療で使うAGA治療薬には副作用がないのかということです。
いくら効果を期待できる治療であっても、副作用が出るようでは安心して治療を受けられなくなってしまいます。
このコラムでは、女性のAGA治療薬で主に使われる治療薬の種類や考えられる副作用などについて解説します。
目次
AGA治療の気になる点はどこ?【副作用?治療費用?】
薄毛の症状に悩む女性のなかには、AGA治療に興味を持つ人も少なからずいるようです。
しかし、実際に治療を受けるとなると、何かと気になる点も出てきますよね。
そこで、薄毛に悩む女性を対象にAGA治療で心配なことについて聞いてみました。
薬の副作用など気になる点は多い
・副作用がいちばん心配。もちろん、治療費の捻出も大きな課題になる。(60歳/女性/個人事業主・フリーランス)
・副作用が心配。男性のみにしか服用できないなど細かい規定がありそうなので。(38歳/女性/専業主婦(主夫))
・ホルモンバランスが崩れたり、将来的に何か病気になったり、身体への副作用が心配です(43歳/女性/個人事業主・フリーランス)
・詳しくわからないのでメリットとデメリットが知りたい(32歳/女性/(専業主婦(主夫))
・AGA治療は費用が高いイメージがあるので、長く続けられるか心配です。(32歳/女性/個人事業主・フリーランス)
・どれくらいの期間治療する必要があるのか、費用はどれくらいかかるのかが心配です。(56歳/女性/パート・アルバイト)
【質問】
AGA治療を受けるとしたらどのような点が心配ですか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:【性別】女性
調査期間:2018年12月25日~2019年01月07日
有効回答数:108サンプル
本当に効果が出るのか心配、費用がかかりそうなど、さまざまな声が寄せられました。
また、薬を使った治療ということで、薬の副作用が心配など身体への悪影響を気にする人も多いようです。
そもそもAGAってどんな治療をするの?
女性のAGA(FAGA)は、ホルモンバランスの乱れが原因といわれており、男性とは発症メカニズムが異なると考えられています。
そのため、実際の治療内容についても男性のケースとは違いが見られます。
FAGA発症のきっかけとなるホルモンバランスの乱れは、加齢やストレス、栄養不足などさまざまな要因が関わって引き起こされます。
同じFAGAでも、人によって全く違う原因が潜んでいる可能性があるのです。
そのため、医療機関では最初に血液検査やホルモン検査を行ったり、問診を行ったりして薄毛の原因を特定し、それに合った治療方針を考えていきます。
具体的な治療内容としては、薬物治療が中心。
内服薬と外用薬を併用する形で治療が進められるのが一般的です。
女性のAGAで使う治療薬は?
女性のAGA治療では、その人の身体や頭皮の状態に合わせて医療用サプリメントや女性専用の薄毛治療薬などの内服薬が処方されます。
たとえば、パントガールは世界で初めて女性の薄毛改善効果が認められた内服薬です。
FAGAのほか、産後の抜け毛や加齢による薄毛の治療にも使われています。
アミノ酸やケラチン、ビタミンB群といった髪に必要な栄養素を配合し、頭皮に栄養を行き渡らせて薄毛を改善していきます。
サプリメント要素の強い内服薬であるため比較的安全性も高く、長期服用も可能です。
また、外用薬としては、発毛効果のあるミノキシジルがよく使われます。
ミノキシジルの塗布は日本皮膚科学会でも積極的に推奨されている治療法です。
ただし、人によっては頭皮のかぶれなどの副作用を起こす可能性もありますので、使用にあたっては十分な注意が必要となります。
女性のAGA治療にプロペシアは使わない!
女性のAGA治療では、男性のAGA治療で使われるフィナステリド(具体的な製品としては、プロペシアなど)やデュタステリドといった内服薬は基本的に使われません。
それは、女性のAGAではフィナステリドやデュタステリドの有効性が認められておらず、しかも副作用が起きるリスクが高いとされているからです。
特に妊娠中・授乳中の女性が摂取した場合には男子胎児の外生殖器などに異常を引き起こすおそれがあります。
フィナステリドやデュタステリドは個人輸入でも手に入れることはできますが、上記のような理由から女性への投与は禁忌とされている薬です。
思わぬ副作用を避けるためにも、安易な自己判断で使用しないようにしましょう。
副作用を最小限にした女性向けの治療なら安心?
薬を使った治療を行いたいのであれば、専門医による診察を受け、その方針に従うのが安心です。
男性と女性のAGAでは発症の原因も異なりますし、処方できる薬の種類にも違いがあります。
また、病院で処方される薬のなかには、副作用のリスクがある薬や本人の身体の状態によっては使用に十分な注意が必要な薬もあります。
この点、医療機関では事前のカウンセリングや各種検査によって、身体の状態を確認してから治療が行われます。
個人輸入した薬を自己判断で使うよりは、重い副作用が起きるリスクは低いと言えるでしょう。
女性には、女性に合ったAGAの治療法があります。
医療機関で治療を受けるのであれば、女性のAGAに特化した治療を行えるクリニックを探すことをおすすめします。
やっぱり副作用が心配な方には育毛専門サロンでのケアがおすすめ
薬の副作用が心配という人には、育毛専門サロンでのケアもおすすめです。
育毛専門サロンでは頭皮環境を高めることで、抜け毛や薄毛の症状改善を目指します。
医療機関とは違って薬を使わないため、身体への負担が少ないのがメリットです。
髪の生える土台となる頭皮のコンディションは、髪の健康と密接な関連があります。
頭皮に問題があるだけで、抜け毛が増えたり薄毛の症状が悪化してしまったりしまうことも珍しくありません。
逆に、頭皮の状態が整えば、ハリやコシのあるしっかりとした髪も育てやすくなります。
育毛専門サロンでは、クレンジングやマッサージなどプロならではのテクニックで、乱れがちな頭皮環境を健やかな状態に導いていきます。
初回はお試し価格という場合も多いので、まずはカウンセリングで相談にのってもらうのもよいかもしれませんね。
自分の体質に合わせた治療を
女性のAGA治療では、男性のように重い副作用が出る薬は使われない傾向があります。
ただ、それでも薬を使う以上は副作用のリスクはゼロではありません。
ミノキシジルのように、肌との相性によっては頭皮トラブルを起こしてしまう薬もあります。
また、本人の健康状態によっては、治療内容に制約が出てくる可能性もあるでしょう。
安心してケアを継続するためにも、自分の体調・体質に合った方法を探すことが大切です。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。