HAIR GROWTH
発毛・育毛
薄毛や抜け毛はきちんとした対策を行うことで予防したり、進行を遅らせたりすることができます。
早めに対策をしておけば元通りの状態に戻る可能性もありますから、あきらめずに原因に合った対策をとるようにしましょう。
毎日続けるなら、気軽にどこでもできる方法がよいかもしれません。
そこでおすすめなのがちょっとした休憩時間でも行えるツボ押しです。
ツボ押しがなぜ薄毛対策になるのか、メカニズムと具体的な方法について解説します。
薄毛対策について意見を集めました!
まずは、世間一般ではどんな薄毛対策が行われているのか、アンケートを取って調べてみました。
内から外から対策はいろいろ
・頭皮のツボマッサージ。育毛剤をする。(20代/会社員/男性)
・普段の食生活に気を付けて、規則正しい生活をし、ストレスをためないようにする。(30代/専業主婦・主夫/女性)
・サプリ(亜鉛、ビタミンC)を飲む。薬用シャンプーと洗髪用ブラシの使用。育毛剤の使用。(50代/会社員/男性)
・シャンプーをしすぎるとあまりよくないと聞いたので、今まで二回洗っていたのを一回に減らしました。(40代/パート・アルバイト/女性)
・シャンプーは無添加の低刺激の物を使い、白髪染めはヘナを使用。スタイリング剤なども極力使わないようにしています。(50代/専業主婦・主夫/女性)
・シャンプーは髪の毛ではなく頭皮を洗うことを意識しています。また、整髪料は頭皮に付かないよう気を付けています。(40代/会社員/男性)
【質問】
あなたが行っている抜け毛対策について教えてください。
【回答結果】
フリー回答
【調査概要】
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2017年2月23日~2017年2月24日
有効回答数:206サンプル
今回のアンケートでは、みなさんが具体的な対策方法をたくさん紹介してくれました。
シャンプー時の対策を挙げる人が目立ちましたが、ひとりで複数の対策を実行している人もいるようです。
身体の内と外の両方から対策をしている人もいて、抜け毛へのアプローチ方法が幅広いことを改めて感じました。
いくつか挙がった対策方法のうち、ここからはツボ押しによる抜け毛対策について見ていきましょう。
抜け毛対策にツボ押しが効果的な理由
身体には、意思とは無関係に働いて生命の維持活動をする神経があります。
自律神経という神経です。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つからなり、この2つがバランスを取り合って、生命維持に関係する体の働きを常にコントロールしています。
具体的には、心臓や内臓を動かしいたり、血圧や体温を調節したり、食べ物を消化したり、血流や発汗量を調節したりといった機能のコントロールです。
昔から行われているツボ押しは、自律神経のバランスが乱れたときに正常な状態に戻し、身体の不調を整える働きをすると言われてきました。
ツボ押しの作用のうち抜け毛対策に効果的だと言われるのは、血流を改善する作用です。
体中に無数のツボがありますが、なかでも抜け毛に対する効果が期待されるツボが集まっているのは頭部と手です。
頭にある百会(ひゃくえ)や天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)などのツボを刺激すると、頭部の血行が良くなり抜け毛予防に効果があると言われています。
一方、手の親指と人差し指の骨が合わさる辺りにある合谷(ごうこく)は適応範囲が広く、脱毛や頭皮のトラブルも改善する効果があるとされています。
ツボ押しの方法をご紹介
ツボ押しは強い力で行う必要はありませんし、長時間押し続ける必要もありません。
ツボの位置に指を置いたら、3秒から5秒ほどかけてゆっくり力を加えていき、3秒から5秒かけてゆっくり力を抜いて元に戻すという押し方です。
爪を立てずに指の腹で押すようにすると皮膚を傷つける心配がありません。
押すときに使う指は、ツボの位置によって異なります。
たとえば、百会は頭頂部ですから、親指よりも人差し指か中指を使ったほうが押しやすいはずです。
しかし、天柱や風池は両手で頭を包むようにして、左右の親指をツボの位置に置いたほうが力を加えやすくなります。
素人がツボの位置を最初からぴたりと見つけるのは難しいですから、目安の場所から少しずつずらして押してみるとよいでしょう。
気持ちよく感じられる位置がツボです。
頭には百会、天柱、風池以外にもたくさんのツボがあり、目の疲れやストレスなどに効くものもあります。
ピンポイントで目当てのツボに当たらなくても、深く気にしなくても大丈夫です。
少しずつずらしながらツボ押しを続けていくと、頭皮の血行が促進されます。
ちなみに、手にある合谷を押すときは、反対側の親指を合谷の上に乗せて他の指で親指を握るようにして押します。
ツボ押しをする際のポイントとは
ツボ押しをするときは、力加減に注意が必要です。
強く押したほうが効くのではないかと思いがちですが、あまり強く押すと頭皮や毛細血管などを傷つけてしまいます。
自律神経に刺激が伝われば十分ですから、気持ちがいいと感じられるくらいの力加減で止めておきましょう。
また、ツボ押しは呼吸と共に行うことが大事です。
力を加えるときにはゆっくり息を吐き、力を抜くときにゆっくりと吸うようにします。
それは、息を吐くときに筋肉が緩むからです。
筋肉が緩んだ状態のときのほうが圧迫する刺激が神経に伝わりやすいため、強い力で押さなくてもよくなります。
もうひとつ注意したほうがよいことは、ツボ押し用のグッズなどを使わず、指の腹で押すということです。
ツボの位置がわかりにくいからと言って、ボールや棒のようなグッズを使ってツボ押しをすると、実際にどれくらいの力がツボに加わっているかがわかりにくくなります。
どのくらいの力を加えているかがわからなくなると、気付かないうちに強い力をツボに加えてしまうこともあるため、特に頭にあるツボを押すときは避けたほうがよいでしょう。
頭皮は薄いため、弱い力でも十分ツボ押しの効果を期待できます。
まとめ
頭には血行促進に効くことでよく知られているツボが複数あります。
抜け毛予防の目的で頭皮全体をこするように刺激すると、薄い頭皮を傷つけてしまい、かえって抜け毛を増やしてしまう心配があります。
その点、ゆっくり力を入れてゆっくり力を抜くというツボ押しは頭皮に負担をかけずに済みます。
抜け毛予防のツボは手にもあるため、いつでも気軽にできる点も魅力です。
ツボ押しと併用して専門サロンにも相談してみると抜け毛対策はさらに効率的に進められます。
関連記事:「抜け毛予防&対策に!ツボ押しの効果とは」
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。