HAIR GROWTH
発毛・育毛
薄毛の症状を改善するために育毛剤を使用すると、毛髪や頭皮環境はさまざまな変化が現れます。
頭皮環境のケアがうまく行っていれば、それらの変化は髪が生える前兆の可能性が高いです。
しかし、毛髪や頭皮の状態によっては、髪が生える前触れであっても不安に感じるかもしれません。
安心して毛髪・育毛ケアを実践していくために、育毛剤を使用した場合に起こりやすい、髪が生える前兆について理解していきましょう。
目次
髪が生える前兆かも!「初期脱毛」とは
育毛剤を使用したり育毛サロンでケアをしたりすると、初期脱毛が起こるケースがあります。
初期脱毛とは、適切なケアによって正常なヘアコンディションになり、頭皮に残っている弱い髪の毛が抜け落ちる現象のことです。
髪の毛が生える前兆のひとつで、弱い髪が抜けた後は健康な髪の毛が生えてきます。
手間とお金をかけて毛髪・育毛ケアを行う人は、薄毛に悩んでいます。
ケアを始めたばかりで髪の毛が抜けてしまうと、不安になってしまうのは当然のことでしょう。
育毛剤の副作用だと勘違いしてやめてしまう人もいます。
しかし、初期脱毛の症状は通常、数カ月で収まります。
すぐには痩せられないダイエットと同じで、育毛剤もすぐには効果が出ません。
ダイエットにも、しばらく続けていると体重が落ちなくなる停滞期があります
停滞期も淡々とダイエットを続けることで、また体重が減っていきます。
毛髪・育毛ケアにおける初期脱毛も、育毛剤が正常に働いている証拠です。
少し抜け毛があっても諦めず、根気よく続けていきましょう。
ただし、初期脱毛が半年以上続く場合は、育毛剤が体質に合っていない可能性があります。
抜け毛以外にかぶれやかゆみなどの肌の異常がある場合は、育毛剤の使用を注意して様子を見るか、医療機関を受診しましょう。
髪が生える前兆ってあるの?
実際に頭皮のケアを始めて、髪が生える前兆を感じた人はどのくらいいるのか、育毛剤の使用経験者に聞いてみました。
髪が生える前兆はいろいろ!初期脱毛経験者も!
・抜け毛が多くなりました。(30代/女性/無職)
・育毛剤を使用して3カ月ほど経った頃に、うっすらと産毛が生えてきた。(30代/女性/パート・アルバイト)
・初期脱毛があった。一時的に脱毛が激しくなりそれが収まると髪が増えてきた(40代/男性/正社員)
・妙に頭がかゆくなり、一時的に抜け毛が増えた気がします。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・産毛みたいな感じで生えてきて、少しずつ濃くなっているような気がします。そして抜け毛も減ったような気がします。(50代/男性/経営者)
【質問】
育毛剤を使用して髪が生える前に前兆はありましたか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:131サンプル
調査の結果、髪が生える前兆は複数あることがわかりました。
かゆみやかぶれなどの皮膚症状が出てから産毛が生えてきた人、ちょっとしたかゆみを感じた人など、症状はそれぞれです。
初期脱毛を経験した後に、産毛が確認できるようになってきた人もいました。
前兆の内容に違いはあるものの、一見、肌トラブルが起きたように感じる症状が多いようです。
初期脱毛を含め、髪が生える前兆について知らない人は、不安になって育毛剤の使用をやめてしまうのも仕方がないかもしれません。
初期脱毛やその他の前兆が出て不安になっても、ぐっとこらえて根気よく続ける気持ちが必要と言えそうです。
初期脱毛とヘアコンディションの関係性とは
初期脱毛の原因を詳しく理解するために、ヘアコンディションの仕組みを見ていきましょう。
髪の毛を含め、体中に生えている毛には、毛周期という生え変わりのサイクルがあります。
毛周期のサイクルは3種類です。
成長期は、新しい髪の毛が生えてから成長する期間のことです。
髪の毛の成長期は2~6年と個人差があります。
退行期は髪の毛が成長を止める期間のことで、髪の毛の場合は2週間程度です。
休止期は、完全に髪の毛の成長が終わり、抜けるのを待っている期間です。
期間は3カ月程度で、毛根ではすでに新しい髪の毛が生まれ始めます。
薄毛に悩む人の多くは、成長期が短いです。
丈夫な髪の毛になる前に髪の毛が抜けてしまうため、弱い髪の毛が多くなっていきます。
正常なヘアコンディションに戻すには、頭皮環境のケアが必要です。
育毛剤を使用すると、毛母細胞が活性化されます。
毛母細胞とは、毛細血管から運ばれてきた栄養分を元に髪の毛を作る細胞です。
ヘアコンディションが正常な状態に戻ると、産毛のような細い髪が、新しく生まれた丈夫な髪に押し出されます。
これが初期脱毛の仕組みです。
育毛剤を使い始めてから抜け毛が多くなっても、毛穴はしっかり生きています。
新しい毛が生えてきたら健康な産毛を育てよう
初期脱毛を経て生えてきた産毛は、細く柔らかい状態です。
この産毛を丈夫な髪の毛に育てることが、育毛のスタートです。
スタート地点に立つために、育毛剤がしっかり働いているかをチェックしましょう。
薄毛になっている部分から産毛が生えているかを確認します。
細くても新しい産毛が生えていれば、育毛剤が働いている証拠です。
産毛を生えやすくするには、髪の毛に良いとされる生活習慣を心がけましょう。
偏った食事は薄毛を助長させてしまいます。
タンパク質や鉄分などのミネラル、ビタミンなど、髪の毛に良いとされる栄養素を積極的に摂りましょう。
睡眠不足やストレスも薄毛の一因です。
成長ホルモンの分泌が盛んになる、午後10時~午前2時のゴールデンタイムには睡眠に入るようにします。
また、適度にリフレッシュをしながら、ストレスのない状態を作りましょう。
薄毛を放置しすぎると毛根そのものが死滅してしまい、育毛剤を使用しても産毛は生えてきません。
育毛剤で薄毛を改善するのは難しいため、薄毛の放置には注意が必要です。
初期脱毛を乗り越える!産毛から健康な髪を育てよう
たとえ髪が生える前兆であっても、初期脱毛やその他の症状が出ると不安になってしまいます。
しかし、初期脱毛こそが丈夫な髪の毛が生える前兆です。
しっかりした丈夫な髪の毛を育てるには、根気が必要です。
諦めずに育毛剤を使い続けながら、頭皮環境や毛髪の様子を見守っていきましょう。
合わせて、栄養バランスの取れた食生活や規則正しい生活も大切です。
健康な髪の毛が生えてくることを信じて、頭皮ケアを続けていきましょう。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。