HAIR GROWTH
発毛・育毛
一般的にフケが多いときには抜け毛のリスクが高まるといわれています。
過剰なフケが髪の成長を阻害するからです。
抜け毛が増えているときはフケの量も含め、頭皮の状態をチェックする必要があります。
もしもフケがあまりにも目立つようなら、フケが異常発生している原因をつかんで根本から解決することも考えましょう。
過剰なフケを放置していては、抜け毛が進行してしまいます。
この記事では、フケが抜け毛につながる理由とフケが過剰に発生する原因、フケの対策方法について解説します。
目次
抜け毛の原因って本当?フケによる頭皮や毛根への影響
フケには乾いたものと湿ったものがあります。
乾いたフケは頭皮が乾燥しているときに、湿ったフケは皮脂が過剰分泌しているときに見られるフケです。
どちらのフケが見られるときも、頭皮環境はよくない状態と言えます。
フケが大量に発生しているときは、フケが頭皮表面や毛穴、髪の間などに残りやすく、毛穴を塞いでしまうことも少なくありません。
毛穴をすっぽり塞いでしまうような場合には、毛根に酸素や栄養が行き届きにくくなってしまいます。
特に、皮脂が過剰に分泌しているときの湿ったフケが毛穴を塞ぐと、皮脂そのものが毛穴を塞いでいるのとほぼ同じような状態です。
頭皮の血行が悪くなるため、抜け毛が増えることにつながるといわれています。
しかし、通常はフケ自体が抜け毛を増やすわけではありません。
フケが大量に発生するようなときは、頭皮が異常に乾燥しているか、皮脂が過剰分泌しているかどちらかです。
髪の成長を阻害するような悪い頭皮環境のために抜け毛が多くなっていると考えたほうがよいでしょう。
フケで抜け毛が増えてしまう!認知度や危険性は?
では、フケが抜け毛につながることをどれくらいの人が知っているのでしょうか。
アンケートを取って調べてみました。
【質問】
フケが原因で抜け毛が増えてしまうことを知っていましたか?
【回答結果】
知らなかった : 62
知っていた : 38
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:100サンプル
フケが原因になることを3人に2人は知らなかった
今回のアンケートでは、6割以上の人が、フケを抜け毛の原因とは考えていませんでした。
知らなかったと回答した人のコメントは以下の通りです。
・フケが出るということは、新陳代謝がよいから。
よって、抜け毛になるどころか、育毛に良いと勘違いしていました。(40代/派遣社員/女性)
・抜け毛が多い人は体質だと思っていたから。フケが原因で抜け毛が多くなるのは知らなかった。(20代/学生/女性)
・抜け毛が増えているからフケが出るものだと思っていたから。(20代/正社員/男性)
知らなかったと回答した人のコメントを見ると、フケが出る原因や抜け毛が増える原因を間違って理解している人が多いようです。
そのため、フケが抜け毛を増やす原因になっていることに気が付かない様子がうかがえました。
一方、フケが抜け毛の原因になることを知っていたと回答した人のコメントは次の通りです。
・フケが出やすいというのは頭皮がダメージを受けているということだと思います。そうすると頭部の栄養がそちらに使われてしまい、結果として髪の毛に栄養が回らずに抜け毛などにつながるのではないかと、漠然とですが思っています。(40代/正社員/男性)
・頭皮のターンオーバーがうまく行っていないと、毛穴のつまりやトラブルを起こしやすくなってしまい、それと同時に抜け毛も増える。(20代/専業主婦(主夫)/女性)
・頭皮が乾燥しているとフケが起きやすい。頭皮が乾燥していると 毛根が弱くなって抜け毛が起きやすいと思っています。(50代/専業主婦(主夫)/女性)
知っていると回答した人は、フケが出る原因を挙げ、それが抜け毛につながることを説明しています。
ただし、フケがどのように抜け毛に影響するのかは、人によって理解が異なるようです。
今回のアンケート結果からは、フケが抜け毛の原因になっていることを知っている人は少ないことがわかりました。
また、知っていると回答した人も、フケがどのように抜け毛に影響しているのかという部分は、人によって理解が異なるようです。
その点も踏まえて、どうしてフケが増えるのか、フケがなぜ抜け毛の原因になるのかを見ていきましょう。
そもそもフケが出るのはどうして?フケが増える原因は?
フケの正体は、頭皮のターンオーバーの際に剥がれ落ちた古い角質細胞です。
体でいえば垢と同じようなものですから、通常でもフケは発生しています。
ただし、正常なターンオーバーが行われているときのフケの量は、日常的なシャンプーで洗い流せる程度の量です。
そのため、清潔な頭皮を保っている限りは、それほど目立つことはありません。
しかし、頭皮が不健康な状態になるとフケが大量発生します。
また、フケには乾性と脂性の2種類があります。
乾性フケ
乾性フケは、皮脂の分泌量が減ったり、洗浄力が強すぎるシャンプーによって皮脂が奪われたりしたときに出やすいフケです。
また、シャンプーしたあと、しっかり乾かさずに自然乾燥させると、水分が蒸発するときに頭皮や髪の水分を奪うので、乾性フケが出やすくなります。
脂性フケ
脂性フケは、食生活の乱れなどで皮脂分泌が過剰になると出るフケです。
皮脂は、1日に何度も髪を洗ったり、洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取りすぎたりしたせいで、過剰分泌が起こることもあります。
ストレスによって免疫力が下がっているときに出やすいのも脂性フケです。
病気によるものも多数!フケの症状を引き起こすのは?
病気が原因でフケが出ていることもあります。
そのようなときは、病気の治療が必要です。
アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などでは乾性フケが出やすくなります。
一方、脂漏性皮膚炎の際に出るのは脂性フケです。
脂漏性皮膚炎は、マラセチア菌という真菌の異常繁殖のせいで起こることが多いといわれています。
マラセチア菌はほとんどの人の頭皮にいる常在菌です。
皮脂をえさにしている菌なので、マラセチア菌が増殖するということは、その前に皮脂の異常分泌があると考えられます。
脂漏性皮膚炎と見分けがつきにくいのが乾癬という病気です。
慢性の皮膚疾患で、赤く盛り上がった発疹の上に白っぽいかさぶたができ、フケのように剥がれ落ちます。
フケを改善するには?効果の期待できる対策方法
フケが異常発生する原因は、抜け毛の原因と共通しているものがたくさんあります。
頭皮環境の悪化は抜け毛の原因でもあるからです。
ですから、フケの対策をすることが、結果的に抜け毛の改善にもつながります。
乾性フケの発生を抑える方法は基本的に乾燥対策です。
皮脂を奪いすぎないように洗浄力があまり強くないシャンプーを選び、頭皮に刺激を与えないように優しくシャンプーをします。
皮脂の分泌が減っているなら、ホホバオイルなどで油分を補ったり、保湿性のある育毛剤を付けたりするとよいでしょう。
脂性フケの対策は、皮脂の異常分泌を抑えることが大事です。
食生活が脂性フケにつながっているケースが多いので、食生活を見直してみましょう。
皮脂を奪いすぎたことでかえって分泌が盛んになっている場合は、シャンプーや洗い方の見直しも必要です。
ストレスによって免疫力が過剰している場合は、何がストレスになっているのかを調べて、ストレスの軽減を図る必要もあります。
病気が原因でフケが出ているときは、まず病気を特定して治療することが大事です。
フケの増加原因を突き止めて、正しい対策を行いましょう
フケが過剰に増えているときは、頭皮が悪化している状態です。
抜け毛が発生しやすい頭皮環境になっていることを伝えるサインととらえましょう。
フケが乾性か脂性かを見れば、ある程度原因を絞ることができます。
フケが発生する原因と抜け毛が増える原因とは共通している部分が多く、どちらの対策として初めても一石二鳥です。
ただし、病気が原因でフケが増えている可能性もあるため、やみくもにケアをするのはお勧めできません。まずは専門サロンなどで原因を突き止めることが大切です。
バイオテックでは育毛一筋30年、10万件という実績を持った育毛専門サロンです。
お試し体験では、頭皮を200倍のスコープで状態を観察するほか、施術中に発生した抜け毛を本社の研究機関で分析することによって、現状の頭皮と髪の状態を正確に分析し、お伝えています。
適切な対応ができるように、フケが示しているサインは見逃さないようにしましょう。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。