HAIR GROWTH
発毛・育毛
抜け毛の原因はいろいろありますが、老若男女を問わず原因となりやすいのはストレスです。
現代はストレス社会と呼ばれるほど、さまざまなものがストレスの原因となっています。
職場や学校だけでなく、家庭でもストレスを感じるという人が少なくありません。
ストレスがどのように抜け毛につながるのか、メカニズムを知り、あらかじめ対策を考えておきましょう。
この記事では、ストレスから抜け毛が発生するメカニズムについて解説します。
目次
ストレスと抜け毛の関係!メカニズムはどんなもの?
過剰なストレスが抜け毛につながるのは、自律神経のバランスが乱れるからです。
自律神経は、交感神経と副交感神経が交互に働き、バランスを取りながら生命維持に必要な制御を行います。
しかし、強いストレスがかかり続けると、交感神経優位の緊張状態が続き、体の至る所でさまざまなトラブルが起こります。
脳が危険な状態だと判断するからです。
必要最低限の活動だけにして生命を維持しようとするため、血管が収縮します。
その結果、頭皮も血行不良になり、十分な栄養が届かないため抜け毛は増えるというメカニズムです。
また、ストレスによって交感神経が優位になると、女性ホルモンの分泌が減るので男性ホルモンと女性ホルモンのバランスに変化が起きます。
髪の健康を保つ女性ホルモンが減り、抜け毛や皮脂を増やす男性ホルモンの割合が増えるのも抜け毛が増える要因です。
しかも、強いストレスがかかり続けると細胞のダメージを修復するために亜鉛が大量消費されます。
髪の成長に必要な亜鉛が不足することも抜け毛が増える原因です。
ストレスで髪の毛が抜けやすい人の特徴は?
ストレスで髪が抜けるのは、過剰なストレスが継続的にかかったときです。
多少ストレスがかかった程度では抜けません。
過剰なストレスに常にさらされ続けている人は髪の毛が抜けるリスクが高いといってよいでしょう。
たとえば、危険な現場で仕事をしている人など、毎日長時間にわたって緊張を強いられるような人です。
しかし、そのような環境下で仕事をしていても、髪の毛が抜けない人がいます。
同じ状況をストレスと感じる人とストレスとは感じない人がいるからです。
趣味の時間を持つなどしてストレスを解消し、短時間でもリラックスする時間を作れる人は、緊張状態を一旦リセットでき、髪の毛が抜けるリスクを減らせます。
しかし、ストレスの感受性が強く、気持ちの切り替えがうまくできない人は、抜け毛のリスクが高いままです。
一般的には、物事を真正面から受け止めてしまう生真面目な人は、ストレスで髪の毛が抜けやすいといわれています。
こんなストレスは耐えられない!抜け毛が増えるエピソード
では、どのようなストレスが抜け毛につながるのでしょうか。
アンケートを取って、実際に体験したことを教えてもらいました。
職場も家庭もストレスのもとが溢れている
・私は対人関係がなによりのストレスだと思います。学生時代、クラスメートと上手くいかず、円形脱毛症になったことがあります。(40代/専業主婦(主夫)/女性)
・私の場合は、仕事の繁忙期による睡眠不足がストレスになって抜け毛が増えてしまいました。遅くに帰宅して、晩飯を食べて寝るだけの生活が続くことが私にとってはストレスになっていたからです。(40代/個人事業主・フリーランス/男性)
・職場の上司と恋愛関係にあったのですが、仕事も恋愛もこれはどうもうまくいかないぞと思ったとき、両方失う覚悟で仕事を辞めたら、それまでのストレスがすごかったらしくて毛は抜けるは白髪ができるはで大変でした。仕事、恋愛どちらか単独でもありうるとは思いますが、複合するときついです。(30代/正社員/女性)
・生活環境の急激な変化で、私は抜け毛が増えました。結婚したときの義両親との同居と、今まで生活していた地域から遠くに離れたところに引っ越してストレス発散できる友人など、身近な存在がいなくなったときに増えました。仕事を転職したときに、あまりにも激務な仕事についたときのストレスも結構大きいストレスだったと思います。(40代/専業主婦(主夫)/女性)
・仕事上のストレス。わたしの場合は自営業ですが、独りで開業した際、道具の準備から集客のためのちらし作り、次から次へと独りで決断し続けなくてはいけなくて、誰にも助けを借りることも相談もできず、無事に開業した直後どっとストレスと疲れが襲ってきました。髪がごっそり無くなり皮膚科で円形脱毛症と診断されました。(40代/個人事業主・フリーランス/女性)
【質問】
抜け毛が増えてしまうほどのストレスと言えばどんなことが挙げられますか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:100サンプル
アンケートのコメントを見ると、対人関係、仕事や家事の忙しさ、睡眠不足などが複雑に絡んでストレスが溜まっている様子がうかがえます。
ストレスが耐えられないほどに蓄積されたとき、初めて抜け毛が増えたことに気付く人が多いようです。
では、ストレスがかかり続けて抜け毛が進行するとどうなるのでしょうか。
ここからは、ストレス性の抜け毛が進行することのリスクについて見ていきましょう。
ストレスによる抜け毛が進行するとどうなる?
ストレス性の抜け毛が進行するということは、抜け毛が起こるようなストレスが長期にわたってかかり続けているということです。
ストレスが抜け毛につながる過程でも、自律神経やホルモンのバランスが崩れたり、体の中の亜鉛が不足したりするのですから、どこで新たなトラブルが起きてもおかしくありません。
自律神経のバランスが崩れれば、内蔵の働きも衰えるので、病気の発症リスクも高まります。
また、一般的にはストレスによって起こる抜け毛は回復が見込めるといわれていますが、あまりに長期間毛が生えない状態が続いてしまうと、ストレスがかからなくなっても、毛根が活性化しなくなってしまうかもしれません。
髪の毛が生えるタイミングがずれている状態から髪の毛が成長しない状態になってしまうと、回復が難しくなります。
できるだけ症状は進行させないほうがよいでしょう。
抜け毛を抑えたい!効果的な対策方法
ストレスによる抜け毛を抑えるためには、ストレスに対する感受性を弱め、耐性をつけることが効果的です。
なんでもストレスだと感じてしまうと、普通の生活自体が難しくなってしまいます。
ストレスのなかには、抜け毛の原因だとわかっていても取り除けないものがあるからです。
強いストレスが長期にわたってかかり続けない限り、抜け毛は発症しないといわれています。
ですから、抜け毛を抑えたいなら、物事を深く受け止めすぎないようにし、適度にリラックスできる時間や空間を作ることが重要です。
ストレスを忘れて打ち込める趣味があると、ストレスの解消につながります。
また、生活習慣を見直して、栄養不足を防いだり、睡眠時間を十分に確保できるようにしたりすることも、ストレス解消に役立つでしょう。
亜鉛を積極的に摂るようにすると、ストレス時の亜鉛不足を防ぐこともできるので、抜け毛を防ぐのに効果的といわれています。
ストレスを感じ続けなければ抜け毛は防げる!?
ストレスによる抜け毛は、ストレスを感じる時間を減らせれば回復を見込めます。
同じ状況が続いていても、リラックスできる時間を作れれば、そのあいだはストレスとして受け止めなくて済むからです。
趣味や好きなスポーツに打ち込む時間を持つのもよいストレス解消になります。
もし、適当なリラックス方法が見つからないなら、育毛専門サロンの施術で心身ともにリフレッシュするのはいかがでしょうか。
カウンセリングで話を聞いてもらうこともリラックスにつながるかもしれません。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。