HAIR GROWTH
発毛・育毛
女性の前髪が抜ける原因には、前髪や頭皮に負担がかかりすぎていることなど様々なものが考えられます。
しかし適切な対策で改善できる可能性もありますので、女性に多い前髪の抜け毛の原因や、その対策方法について解説します。
目次
前髪が薄くなるのはなぜ?原因と特徴は?
前髪が集中的に抜ける原因は大きく分けて2つあります。
1つは前髪に負担がかかりすぎていること、もう1つは目を酷使していることです。
前髪の負担には、髪だけでなく前髪が生えている頭皮の負担も含みます。
前髪は髪型のポイントになる部分として、ワックスやジェルでスタイリングをしたり、入念にドライヤーやコテをあてたりしがちです。
ワックスやジェルは、使い方を誤ると頭皮に付いてしまうこともあります。
量が多すぎると、シャンプーで落とすときも負担がかかり、洗い残しも出やすくなるでしょう。
スタイリングにこだわっていなくても、手で触りやすい部分です。
無意識のうちに前髪や頭皮を触っている可能性があります。
髪のおしゃれを楽しんでいる人や髪に触る癖がある人は要注意です。
前髪を引っ張って束ねている人も牽引性脱毛症になるリスクがあります。
目の周りには頭皮につながる毛細血管が通っているので、目を酷使することが前髪の抜け毛に関わっているかもしれません。
パソコンやスマートフォンなどを日常的によく使う人は、長時間同じ距離で画面を見続けることになります。
じっと同じところだけ見ていると視神経が硬直しやすいので、頭皮への血流が滞り、抜け毛を誘発する可能性があるということです。
特に仕事で長時間パソコンを使い、プライベートでも時間があればスマートフォンやタブレットを使うという人は注意が必要です。
女性なら覚えておくべきびまん性脱毛症(FAGA)とは?
女性に多い抜け毛にびまん性脱毛症(FAGA)があります。
女性男性型脱毛症とも呼ばれるもので、女性ホルモンが減少することによって発症しやすくなる抜け毛です。
女性の体の中にも、もともと男性ホルモンがあるので、女性ホルモンの分泌が減ると男性ホルモンの影響を受けやすくなります。
男性ホルモンが抜け毛を発症するメカニズムは、男性のAGAとほぼ同じです。
男性ホルモンのテストステロンが5α-リダクターゼという酵素の働きでジヒドロテストステロンに変化します。
ジヒドロテストステロンは抜け毛を引き起こす作用を持っているホルモンです。
これがアンドロレセプターと結びつくと抜け毛が発症するという仕組みです。
男性の場合は、この一連の状況が繰り返されるため、どんどん抜け毛の症状が進行します。
しかし、女性の場合は男性ホルモンの量が少ないため、ジヒドロテストステロンに変化する量も少なく、男性ほどの進行はあまり見られません。
髪の成長期が短く、休止期が長くなるので、全体的に髪が薄い状態になるのがびまん性脱毛症の特徴です。
男性のAGAのように毛母細胞の働きが弱まり、産毛化して新しい毛が一切生えなくなるような形とは異なります。
前髪の抜け毛は治せる!?効果的な対策方法
女性の前髪の抜け毛は、回復できる可能性が高いのであきらめないで対策しましょう。
びまん性脱毛症の場合も諦めないことが大事です。
発症のメカニズムは男性のAGAと似ていますが、男性ホルモンの量が少ないため、全く生えなくなるわけではありません。
休止期が長くなった髪の生え変わりのタイミングを正常に戻す対策をしましょう。
ストレスがかかると、女性ホルモンの分泌量が減り、男性ホルモンの割合が増してしまいます。
ストレス解消に努めることも有効な対策になるでしょう。
頭皮の血流不足や前髪にかかる負担が原因の場合は、それに応じた対応をすることで回復が見込めます。
たとえば、前髪に負担がかかっている場合は、髪型を見直すことだけでも負担を軽くできるかもしれません。
スタイリングしやすい前髪にすることで、整髪料の量もスタイリングにかける時間も減らせます。
目の酷使によって血流が悪くなっている場合は、定期的に目を休める時間を作りましょう。
目の近くにスマートフォンを持ってきて長時間見ている人は、首に負担がかかっている可能性があります。
頭を前に傾けてスマートフォンを見続けると、頭をまっすぐにしているときよりも首で支える重量が増えるからです。
首が凝ると頭皮への血流が減り、前髪以外の部分でも抜け毛になるリスクが高まります。
効果的で人気の方法は?女性が選ぶ前髪の抜け毛対策
最後に、女性が前髪の抜け毛対策を選ぶ場合、どのような対策方法を選ぶ人が多いのか、アンケートを取って調べてみました。
【質問】
前髪が薄くなってきた時に率先して試したい対策方法は次のうちどれですか?
【回答結果】
生活習慣の改善 : 50
育毛剤やサプリメントの使用 : 29
クリニックでの治療 : 14
植毛やウィッグの活用 : 7
調査地域:全国
調査対象:【性別】女性
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:100サンプル
手軽な方法で抜け毛対策を始めたい人が多数派
今回のアンケートでは、生活習慣の改善で抜け毛の対策をしていると回答した人が最も多く、全体の5割を占めました。
・選択した以外の方法ですと、金銭的な負担がかかってくるのが一番の問題です。また、継続的に抜け毛予防をしていくのであれば、何かに頼るよりも生活習慣を改善していくほうが、抜け毛だけでなく健康にも良いと考えているためです。(40代/専業主婦(主夫)/女性)
・まず薄毛の原因となった普段の生活習慣の根本的なところを直していきたいから。(30代/個人事業主・フリーランス/女性)
・一番手軽に始められるからです。そして、抜け毛が増えるほど問題があるのであれば、それをきっかけに改善しておきたい気持ちもあります。(40代/無職/女性)
生活習慣の見直しを選んだ人のコメントを見ると、お金をかけずにすぐに始められることを重視している人が多いようです。
また、ほかの方法を試す前に、生活習慣を直しておく必要があると考えている様子もうかがえました。
一方、2番目に多かった育毛剤やサプリメントの使用を選んだ人のコメントは以下の通りです。
・生活習慣は改善するのは難しいので、まずは手軽な方法で試したいですね。(30代/正社員/女性)
・育毛剤やサプリメントなら市販でも購入でき気軽に始めることができるから。(30代/専業主婦(主夫)/女性)
・栄養状態は大切なので、育毛に良い栄養素を積極的に摂りたいと思います。(50代/個人事業主・フリーランス/女性)
育毛剤やサプリメントを選んだ人のコメントを見ると、手軽さや気軽さを重視していることがわかります。
栄養不足によって髪が抜けているなら、育毛剤やサプリメントなどで必要な栄養を補いたいと考えているようです。
女性が選ぶ抜け毛対策は、簡単に始められるかどうかがポイントになっているようです。
また、専業主婦などを中心に、お金をかけずに始められることを重視しているのもうなずけます。
仕事や家事、子育てなどに忙しい女性は、可能な限り手間をかけずに抜け毛対策したいと考えているようです。
女性の抜け毛は改善できると信じよう
女性の場合、前髪の抜け毛が目立つようなときでも、男性ホルモンの影響を受けにくいぶんだけ改善の余地があることが多いといわれています。
男性のAGAと同様のメカニズムで発症するびまん性脱毛症でさえ、抜け毛の症状に差があることも注目すべきポイントです。
女性の前髪の抜け毛は、前髪に負担がかかりすぎているケースや、目の酷使が原因のことが多いので、原因に応じた対応で改善できる可能性があります。
びまん性脱毛症の場合も、長くなった休止期を正常に戻すことで改善できるかもしれません。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。