HAIR GROWTH
発毛・育毛
髪の生え際が寂しくなってくると、ヘアアレンジやメイクをがんばっても何となく憂うつな気持ちになってしまいます。
男性に比べたら少ないとはいえ、生え際の抜け毛や薄毛に悩む女性は一定数存在するものです。
なぜ、生え際は薄くなってしまうのでしょうか。
個人差はあるものの、抜け毛の原因には大体同じです。
今回は、生え際の薄毛や抜け毛に悩む女性へ向けて、一般的な原因と対策について解説していきましょう。
目次
生え際の薄毛が気になる女性はどれくらい?
生え際の薄毛を気にしている女性は、実際にいるのでしょうか。
薄毛や育毛に関心の高い女性を対象に調べてみました。
【質問】
生え際の薄毛が気になりますか?
【回答結果】
はい:124
いいえ:16
調査地域:全国
調査対象:【性別】女性
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:140サンプル
深刻かも?生え際の薄毛に悩む女性は多数
アンケートの結果、生え際の薄毛を気にする女性は140人中124人とかなり多いことがわかりました。
・生え際が薄毛になると顔に前髪がペッタリと張り付いたようになったり、地肌が透けて見えたりした気になります。(50代/女性/個人事業主・フリーランス)
・額部分の生え際の本数が減ってきたことと、一本一本の毛の太さが細くなりました。そのため、前髪を分ける時に薄くなってきたことが気になっています。(50代/女性/個人事業主・フリーランス)
年齢に関係なく、生え際の薄毛や後退が気になると答えた女性が多く見受けられました。
・生え際は前髪で隠せますから、それほど気になりません。(50代/女性/パート・アルバイト)
気にならない人は、生え際が少し後退していても、前髪で隠れる程度なので気にならないとのことでした。
年齢の若い人は、実際に後退していないケースもあるようです。
生え際が気になる女性は、幅広い年齢層で見られました。
生え際の薄毛は、多くの女性が気になるほどポピュラーな症状と言えそうです。
それでは、抜け毛が増える女性特有の原因を確認していきましょう。
生え際が寂しい!女性の抜け毛の原因とは
抜け毛が増える原因は男性ホルモンです。
しかし、女性は男性ほど男性ホルモンの量は多くありません。
女性よりも男性のほうが抜け毛に悩みやすいのは、男性ホルモンの量が原因です。
女性は男性のように、顕著なM字型になって生え際が後退することはありません。
髪の毛のハリやコシがなくなり、前頭部から後頭部にかけて髪のボリュームが減ってきます。
抜け毛も増えて地肌が目立ってくるケースが多いです。
髪の毛を同じ場所で分けていると、そこから薄毛が目立ったり、頭全体が薄毛になったりもします。
なかには、円形脱毛症に悩む女性もいます。
一般的な薄毛と違って、円形脱毛症は病気の一種です。
いきなり何の前触れもなく、一定量の髪の毛が抜け落ちてしまいます。
自己免疫疾患だといわれていますが、詳しい原因はわかっていません。
このほか、特に30代の女性では、ダイエットや出産を経て抜け毛が増えてしまうケースがあります。
いずれの原因でも、症状が出たら早めの対策が重要です。
病気なら医療機関を受診し、ホルモンバランスが原因なら生活習慣を見直しましょう。
育毛サロンでカウンセリングを受けるのもおすすめです。
毎日の習慣が髪に影響する!こんな人は要注意
髪の毛の成長には、女性ホルモンが関わっています。
女性ホルモンのバランスが乱れやすい人は、生え際の抜け毛進行リスクが高く要注意です。
女性ホルモンの分泌量は、30歳前後がピークです。
それ以降は緩やかに分泌量が減っていき、40代以降は閉経に向けて急激に少なくなります。
女性ホルモンが少なくなると、頭皮や髪の質も悪くなってきますので、年齢に合わせたケアが必要です。
妊娠と出産も、女性ホルモンが大きく変化する原因です。
卵胞ホルモンと黄体ホルモンは、生理周期に合わせてバランスを保っています。
しかし、妊娠すると黄体ホルモンのプロゲステロンが一気に増加し、髪の毛の成長スピードは減速します。
出産すると女性ホルモンのバランスは戻りますが、今度は乳腺刺激ホルモンが分泌されて髪の成長を抑えてしまうのです。
出産してから2~3カ月後くらいから抜け毛が多くなるのは、このためです。
ただ、出産が原因の抜け毛は、半年もすればもとに戻ります。
生え際対策には、ホルモンバランスの維持がポイントです。
ビタミンやタンパク質、ミネラルなどを積極的に摂取して、体にも頭皮にも良い食生活が大切です。
毎日同じ時間に就寝して、生活リズムを整えましょう。
このほか、ヘアカラーの使いすぎやパーマのかけ過ぎも、抜け毛の原因になります。
カラーやパーマの回数を少なくする、スタイリング剤やシャンプーのすすぎ残しがないように丁寧に洗うなどの点に気を付けましょう。
髪や頭皮に負担をかけないようなヘアスタイルも大切です。
生え際の薄毛をケア!育毛剤は何を選べば良いの?
生え際や抜け毛のケアには、育毛剤がおすすめです。
もともと産毛だった毛を太くするのは難しいですが、弱ってしまった髪の毛のサポートにはもってこいです。
頭皮環境を高めて健康な状態に導いてくれるでしょう。
育毛剤には、いくつか種類があります。
頭皮の血流を良くして栄養を行き渡らせたい人は、血行促進タイプが向いています。
今ある健康な髪の毛を維持するのに効果的です。
抜け毛のもとを根本から改善したいなら、毛母細胞活性タイプや男性ホルモン抑制タイプが良いでしょう。
抜け毛の要因に働きかけて、髪の毛の成長を促してくれます。
頭皮の状態を清潔に保ちたい場合は、皮脂分泌抑制タイプや頭皮保湿タイプがおすすめです。
皮脂が過剰分泌されている頭皮は、毛穴詰まりが起こりやすくなっています。
一方、頭皮の乾燥はフケやかゆみの原因になります。
どちらも頭皮環境に悪影響を及ぼすため、マッサージをしながら育毛剤を揉み込んでいくと効果的です。
毎日の習慣&育毛ケアで若々しい生え際を手に入れよう
抜け毛の多い状態を放置しておくと、症状はどんどん進行してしまいます。
生え際は、前髪を作ればある程度隠れるものの、弱くなった髪で隠そうとすると、かえって目立ってしまうかもしれません。
年齢や出産など、要因によっては仕方のない場合もあります。
それでも、しっかりケアをしているかどうかで、その後の生え際の状態は大きく変わるでしょう。
生活習慣や食生活、洗髪の仕方などを見直して、生え際の薄毛や抜け毛対策をしましょう。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。