抜け毛を対策するために！ツボ押しとお灸の効果をチェック

抜け毛・薄毛対策としては、頭皮の血行を促進する「頭や手にあるツボ」をじんわり刺激するお灸が有効だと言われています。
そこで、薄毛になりやすい頭皮環境とその改善に役立つツボの種類やお灸の効果について解説します。

お灸に対する皆さんのイメージを調査

まずは、一般的にお灸がどのようなイメージで見られているかを調べてみました。

温熱効果で身体によさそう

・疲れをとるとか、ストレス解消やこりにいいと思う。（30代/学生 /女性）
・治したい患部に直接的に熱を与えて血行を良くするような治療法だと思っています。（30代/会社員/男性）
・じんわりとツボを刺激してコリをほぐしてくれそうだけど、自分では出来ないイメージ！（20代/パート・アルバイト/女性）
・東洋医学の中のひとつの手段で、温める効果によって、自然に治癒能力が高まるイメージがあります。（40代/会社員/男性）
・体全体の血行が良くなり体が温まるイメージや自律神経やホルモンバランスの乱れにじんわり効きそうなイメージがします。（30代/専業主婦・主夫/女性）
・頭にお灸というイメージはないけれど、お灸したら薄毛や抜け毛対策になりそう。（30代/パート・アルバイト/女性）

【質問】
お灸に対するイメージを教えてください。

【回答結果】
フリー回答

【調査概要】
調査地域：全国
調査対象：年齢不問・男女
調査期間：2017年2月23日～2017年2月24日
有効回答数：203サンプル

お灸に対するイメージは人それぞれですが、身体によさそうだというイメージを持っている人が多いようです。

全体の意見を総合すると、ツボに据えることで身体を温め、不調を自ら治す力を呼び起こす治療法というイメージになりそうです。

このように、身体の不調を治すのに効果がありそうだというイメージを持たれているお灸ですが、薄毛対策にはどのように活用されるのでしょうか？こちらの記事では、抜け毛対策としてのお灸の効果とお灸を据えるのに効果的なツボについてご紹介していきます。

頭皮環境と抜け毛

遺伝以外の原因で起こる抜け毛は、基本的に頭皮環境の悪化が原因で起こっています。

さまざまな原因から自律神経やホルモンバランスの乱れると、頭皮の血行が悪くなったり、皮脂が過剰分泌したりします。

このような状態は毛髪が生えるのに適さない頭皮環境のため抜け毛が増えます。

特に、頭皮の血行が悪くなると、毛髪の生育に必要な栄養素や酸素が毛根に届かなくなり、太くて健康な毛が育たなくなります。

頭部の血行不良ですが、肩や首などにコリを感じているときに起きやすいもので、運動不足やストレス、食生活の乱れなど生活習慣の悪化で簡単に引き起こされてしまいます。

特に、パソコンやスマートフォンの使用が多い現代の生活では、眼精疲労や肩こりなどを感じているときは頭部への血流が不足していると思ってよいでしょう。

全身で血流不足が起こっているときでも、毛髪への影響は大きく出ます。

毛髪は生命維持という意味では優先順位が低いため、全身で血流不足になり栄養素や酸素が不足すると、供給が後回しになってしまうからです。

ですから、血流不足を感じたら、早めに血流を改善して、十分な栄養素が行き届く環境にする必要があるわけです。

抜け毛対策に効果的なツボ

身体には無数のツボがあり、適度な刺激を与えることで身体の不調を改善する働きをします。

抜け毛対策としては、頭皮の血行を促進するツボを刺激するのが効果的です。

抜け毛対策に効果的なツボは、頭と手にある次の4つが代表格です。
・百会（ひゃくえ）
身体の中心を通る線と両耳の間を結ぶ線の交わるところにあるツボです。

頭頂部にあり、頭皮の血流を改善する効果があると言われています。

頭頂部の抜け毛に特に効果的です。

百会の周りには多くのツボが集中しているため、百会にこだわらなくてもいずれかのツボには当たります。

初心者が刺激するのに適している箇所です。
・天柱（てんちゅう）
首の真後ろから左右に指1本分ずれたところに左右対称にあるツボです。

肩こりを感じたときに無意識に押すことが多いツボで、首から頭にかけての血行を改善するのに効果的なツボです。
・風池（ふうち）
天中のさらに外側に左右対称にあるツボです。

後頭部の抜け毛や薄毛に特に効果的です。
・合谷（ごうこく）
手の背面の親指と人差し指の骨がわかれる辺りにあるツボです。

万能のツボですが、頭部の抜け毛対策にも効果的だと言われています。
他にも、頭部や手には抜け毛対策に良いとされているツボがたくさんあります。

お灸が抜け毛に与える効果とは

抜け毛対策になるツボを効果的に刺激する手段としてお灸があります。

お灸はそれぞれの症状に対応するツボの上に据えることで血行を改善し、もともと人間が持っている自然治癒力を高める治療法として、古くから行われてきました。

薬のような直接的なアプローチではなく、血行や自律神経のバランスを治すという間接的なアプローチですから、効き目としては緩やかです。

何度も繰り返して行うことで徐々に効果が現れてくるというもので、1回据えただけで劇的に良くなるというものではありません。

しかし、身体への負担が小さいことから、授乳中の抜け毛などの改善にも用いられます。

頭にあるツボに直接お灸を据えるだけでなく、手にあるツボを刺激して改善を図ることもあります。

ツボは熱くても我慢して受けるものと思っている人がいますが、じんわり温かい状態が適当です。

もしもお灸を据えている部分にピリピリとした痛みを感じるようなら、すぐにお灸を外しましょう。

そのまま我慢していると火傷で水ぶくれができたり跡が残ったりします。

せっかく抜け毛の改善のためにお灸を据えるのに、頭皮を傷つけてしまったのでは元も子もありません。

温かさが気持ちよく感じられる程度がベストです。

まとめ

身体にあるツボの中には抜け毛対策によいとされるものがたくさんあります。

そのようなツボは押して刺激するだけでなく、お灸で温めて刺激しても血行が良くなり抜け毛防止に効果的です。

お灸は熱くても我慢しなければいけないものと思いがちですが、痛みを感じたらすぐに外すことが大事です。

ストレスを感じたり火傷を負ったりしたのでは意味がありません。

専門サロンへの相談も併用すると、身体の内と外の両側から効率よく抜け毛対策ができます。
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