HAIR GROWTH
発毛・育毛
髪の元になるタンパク質をたっぷりと
髪の毛のほぼすべて(99%)は、約18種類のアミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質で作られており、その中でもっとも多いのが「シスチン」と呼ばれるアミノ酸です。
この「シスチン」は体内で合成されない必須アミノ酸「メチオニン」によって作られるため、必須アミノ酸を多く含んだ食品類が髪の毛の成長に必要となるのです。
必須アミノ酸は、豆腐に代表される大豆食品やイモ類、玄米などに多くふくまれており、これら植物性の食品が良質なタンパク質の源となります。
もちろん、肉、魚、卵などの動物性タンパク質にも必須アミノ酸が非常に多く、タンパク質を効率的に作れる食品ですが、髪の毛のためにと多く摂り過ぎると、かんじんの健康を害することもあるので注意が必要。
過度なダイエットによる脱毛は、栄養失調によって髪の素となるタンパク質が不足して起こります。
緑黄色野菜でビタミン補給
外から取り入れたタンパク質は、体内でいったんアミノ酸に分解されてから、再度合成されます。
この「タンパク質代謝」と呼ばれる作用に必要なのがビタミンB群。
玄米やしいたけ、レバーなどに多く含まれています。
また、緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA、C、D、E、Fなども髪の成長と健康に欠かせません。
その中でも体の中の細胞にダメージを与え、老化を早める活性酸素を減らす作用があるビタミンEは、文字通り髪の毛を若返らせるとても重要な栄養素。
いつまでも若々しく、健康な髪と体のために、有効なビタミン類を豊富に含む緑黄色野菜は、一日3食欠かさず摂るようにしましょう。
鉄分、カルシウムなどのミネラルも豊富に
髪の成長に必要な酸素やその他の栄養分は、頭皮の中の毛細血管を流れる血液によって運ばれます。
したがって、血液の元となる鉄分やカルシウムをはじめとしたミネラル類や、血液中の中性脂肪やコレステロールを下げる食物繊維など、健康な血液と血管の正常な機能を保つ栄養分がきわめて重要。
各種のミネラル分を豊富に含むにんじん、ごぼうなどの根野菜は、髪の健康に必須の食材レシピです。
昔から昆布やわかめなどの海藻類は髪にいいと言われるのも、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富だから。
さらに、あのヌメヌメとした部分に含まれるコンドロイチンが、髪の保水性や弾力性を高めるとも言われています。
さまざまな栄養素や食品を紹介しましたが、何よりも大切なのは食のバランス。栄養バランスを考えた食生活による日々の健康管理こそが、髪の健康を守り、生活習慣病の予防につながります。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。