生まれつき薄い生え際…原因と対策をご紹介
公開日: 2019年3月6日
日本人の髪の毛は、平均10万本だといわれています。
そのうちの1万本は休止期にあたるため、目に見える形で生えている髪の毛は、9万本程度です。
しかし、なかには生まれつき髪の毛が薄い人もいます。
特に、生え際は薄さが目立ちやすく、コンプレックスに感じている人も多いかもしれません。
なぜ、生まれつき生え際が薄くなるのでしょうか。
今回は、生え際が薄いと思っている人を対象に、生まれつき生え際が薄い原因とカバー方法を解説していきます。
目次
生え際&髪が生まれつき薄いと感じる方はどれくらい?
実際に、生まれつき生え際が薄いと感じている人はどのくらいいるのでしょうか。
アンケートを実施しました。
【質問】
生え際と髪が生まれつき薄いと感じる瞬間はありますか?
【回答結果】
いいえ:70
はい:30
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:100サンプル
髪や生え際が生まれつき薄い人は少ない?
アンケートの結果、全体の7割が、生え際は生まれつき薄くないと思っているようです。
・生まれたときの写真でもかなり黒々と毛が生えていたから。今もむしろ髪は多くて困っている。(20代/女性/学生)
・若い頃は毛量が濃いといわれていたうえ、自分でも20歳を超えてから徐々に後退していくのがわかったから。(20代/男性/学生)
生まれつき生え際が薄くない人は、毛量自体が多いと感じているようです。
・子どもの頃から、ヘアスタイルが思い通りにならないと感じていました。美容師さんに「こういうふうにしたい」と頼んでも、「前髪の量が少ないから……」とやんわり言われた経験が何度となくあります。(50代/女性/個人事業主・フリーランス)
生まれつき生え際が薄いと感じている人は、人から指摘を受けて気付くケースが多いようでした。
生え際の薄さについて、子どもの頃から気にする人は少ないようです。
生まれつきよりも、後天的に進行するケースのほうが多いと言えそうです。
生まれつき生え際がM字…薄毛は気になる
M字型の生え際は、AGAの典型的な症状です。
しかし、生まれつきで生え際がM字型になる人もいます。
M字型とは、文字通りM字型になっている生え際のことです。
髪の毛の生え方が遺伝しているだけなので、生まれつきM字型だからといって、将来薄毛になるわけではありません。
生まれつきM字型の人が、大人になってから薄毛になった場合は、ほかの要因によって薄毛が引き起こされている可能性が高いです。
M字型の額は富士額といわれ、昔から日本人女性の美人の条件といわれてきました。
M字型は左右の生え際に角度がありますが、富士額はM字というよりハート型のようにラインが緩やかです。
結婚式で花嫁がかぶる文金高島田のカツラが富士額型にデザインされているのも、和装にピッタリと合う形だからです。
もともとの生え際の形状は遺伝的な要素が大きく、薄毛によるM字型とは意味合いが違います。
M字の薄毛が進行する原因
薄毛による生え際のM字型は、時間の経過とともにどんどん後退していきます。
薄毛の原因も、遺伝によるところが大きいです。
薄毛になりやすい人は、男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロンを受容する感受性が、もともと高いことがわかっています。
テストステロンという男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素と結びつくと、ジヒドロテストステロンに変わります。
ジヒドロテストステロンの作用は、髪の毛の成長を邪魔したり、皮脂の過剰分泌を引き起こしたりすることです。
ジヒドロテストステロンの量が多いと、生え際が薄毛になるリスクも高くなります。
ただ、生え際の薄毛は、生活習慣によるところも大きいです。
偏食による栄養不足、ストレスや睡眠不足による頭皮の血行不良などが起きると、髪の毛に必要な栄養分が届きません。
タンパク質やビタミン、ミネラルは、健康な髪の毛を作る上で欠かせない栄養素です。
栄養不足が日常的に続くと薄毛を引き起こすため、注意が必要です。
生まれつき髪が細いかも…原因は?
生まれつき髪の毛が細い人も、後天的に細くなった人も、薄毛の原因は、髪の毛が太くなる前に抜けてしまう点にあります。
髪の毛には毛周期という生え変わりのサイクルがあります。
成長期に活発に伸びた髪の毛は、退行期を迎えると寿命を終えて、休止期には自然と抜け落ちていくのが通常です。
毛周期のサイクルが正常なら、髪の毛は2~6年ほどかけて成長します。
髪の毛が細く薄毛の場合は、成長期が通常より短い可能性が高いです。
髪の毛の太さは、生まれつきで大体決まっています。
日本人の髪の太さは、平均0.05~0.15mm程度です。
髪の毛が細い人だと、0.05~0.07mmくらいが一般的です。
薄毛の症状によって髪の毛が細くなっている人は、産毛のような髪しか生えてこない場合があります。
髪の毛が細いと、髪型にボリュームが出ない、髪の毛が濡れたときに地肌が目立ってしまう、などのトラブルが起きやすくなります。
薄毛&髪の細さをカバーする方法とは
髪の毛の細さや生え際の薄毛は、育毛剤でのケアがおすすめです。
育毛剤には、髪の毛を育てる育毛成分が配合されており、髪の毛に栄養や潤いを与えて、頭皮環境を整えてくれます。
薄毛の進行によって細く弱くなった髪の毛は、太くハリのある髪の毛へ導くために、育毛剤を使って頭皮環境を高めてあげましょう。
細い髪の毛を強くするためにも効果的です。
ただし、髪の毛がまったく生えなくなった毛穴には効きません。
毛根自体、死滅している可能性が高く、残念ながらセルフケアは難しいでしょう。
弱い髪を丈夫にするには、髪の毛に必要な栄養素を摂取する必要もあります。
髪の毛の主成分であるタンパク質、タンパク質の働きを助けるビタミンやミネラルなどを、積極的に摂りましょう。
タンパク質は赤身肉や乳製品、大豆製品など、ビタミンは海藻やウナギ、レバー、ビタミンは緑黄色野菜がおすすめです。
生まれつき薄い生え際&髪!早めの対策を
生まれつき生え際が薄い人も、後天的に薄くなってしまった人も、早めの対策が必要です。
世界中からさまざまな食文化が輸入され、日本の食生活は豊かになりました。
反面、食卓から昔ながらの和食が遠のき、現代日本人はビタミンやミネラル不足に陥りやすくなっています。
脂肪分の多い食事は控えて、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
同時に、育毛剤で外側から栄養を補ってあげるのも効果的です。
確実に生え際をケアするなら、育毛サロンへ通うのも良いでしょう。
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