生え際が薄いと感じたら…薄毛チェックをしてみよう
公開日: 2019年3月6日
以前と比べて髪の生え際が薄いと感じたら、薄毛が進行しているかもしれません。
薄毛は生え際から始まるケースが多く、早めの対応が必要です。
ただ、生え際の微妙な差は本人でもわかりにくく、薄毛が進行しているのかの判断はしにくい面もあります。
薄毛の症状を的確に判断するには、髪の毛や薄毛に関する知識が必要です。
そこで、生え際が薄いと感じた場合のチェックポイントや髪の毛に関する基本知識、薄毛が進行している場合の対策方法などを紹介していきます。
目次
生え際の薄毛が気になる方はどれくらい?
薄毛に関心のある男女を対象に、生え際の薄毛が気になってしまった経験について調査をしました。
【質問】
生え際の薄毛が気になりますか?
【回答結果】
はい:157
いいえ:19
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:176サンプル
やっぱり気になる生え際の薄毛
生え際の薄毛が気になると答えた人は、全体の9割弱にも及びました。
・生え際が年々後退しているので、顔が大きくなってしまいます。特に老けて見えるのも気になります。(40代/男性/パート・アルバイト)
・最近、髪の毛をかきあげた際に、家族から指摘され「これから、もっと薄くなるのではないか」と言われたため気にするようになりました。(20代/男性/派遣社員)
薄毛に関心のある人は、男女ともに生え際が気になるようです。
人からの指摘で気にするようになった人が多く、年齢による生え際の後退を自覚している人も多く見られました。
・頭頂部は気になるところがあるけど、生え際はいまのところ大丈夫そう。生え際の薄毛より白髪の方が目立って気になる。(30代/女性/無職)
気にならないと答えた人は、生え際よりも白髪や髪の細さなど、別に気になることがあるようでした。
髪の生え際は人の視線が集まりやすく、自分でも鏡で簡単にチェックできます。
薄毛が生え際から始まることも珍しくないため、気にする人の数も多いようでした。
それでは、薄毛の症状を見極めるためのチェックポイントを解説していきましょう。
生え際が気になる…これって薄毛の症状なの?
髪の状態は、毎日のこまめなチェックが大切です。
生え際の後退は、年齢が若い人にも多い薄毛の症状です。
生え際の位置や形は個人差があるため、薄毛の症状についての明確な基準はありません。
髪の毛は、常に健康な状態を保つために、一定のサイクルで生え変わります。
髪の成長度に合わせて成長期、退行期、休止期と分けられ、この3つの時期を合わせて毛周期と呼んでいます。
成長期は名前の通り、髪の毛が成長する時期です。
2~6年の成長期が終わると、髪の毛が成長を止める退行期に入ります。
2週間ほど経過したら休止期を迎え、寿命を終えた髪の毛が抜け落ちていきます。
健康な状態の髪の毛だと、1日の抜け毛の本数は50~70本くらいです。
個人差や季節によっては、それ以上抜ける人もいます。
抜け毛の量が平均の範囲で収まっていれば、薄毛の心配はありません。
しかし、細く弱々しい髪や短い髪が抜ける場合は、注意が必要です。
毛周期が乱れて成長期が短くなっているか、髪の毛の栄養不足から、成長しきる前に抜けてしまっているか、どちらかの可能性があります。
ブラッシングやシャンプーのときに抜けた髪の毛は、束感やボリューム感を覚えておき、抜け毛の量が多いかどうかの目安にしましょう。
薄毛対策を始めるなら…バスタイムが重要なポイント
生え際の薄毛は、頭皮の毛穴詰まりが原因のひとつです。
洗顔や洗髪中のすすぎが甘いと、洗顔料やシャンプー、コンディショナーなどが頭皮に残って毛穴詰まりを起こしてしまいます。
毛穴が詰まると皮脂腺から皮脂を分泌できず、角化してフケになるはずの毛根鞘も外に出ていけません。
毛穴内の詰まりがひどくなると炎症が起き、髪の毛を作る働きが弱くなります。
しかし、頭皮を清潔にするためにゴシゴシと強い力で洗うのも逆効果です。
頭皮が傷み、乾燥や血行不良を招くおそれがあります。
洗顔や洗髪の仕方を誤ると、頭皮の細胞が剥がれたり傷んだりして、毛周期が乱れる原因になるので注意しましょう。
洗顔も洗髪も、皮脂汚れは泡で優しく落とすのが基本です。
頭皮を洗うときは、指の腹でマッサージをするように洗います。
爪を立てないように気を付けましょう。
頭皮の乾燥を防ぐために、すすぎのお湯は体温くらいのぬるま湯で丁寧に洗い流します。
髪の毛の水分バランスを整えるために、リンスやコンディショナーも使用しましょう。
濡れた頭皮を放置していると雑菌の繁殖につながります。
シャンプーのあとはすぐにドライヤーをかけて、頭皮と髪の毛を乾かすようにしましょう。
育毛剤の使用は、髪を乾燥させてからがおすすめです。
薄毛の症状が悪化するかも!生活習慣には注意しよう
健康的な髪の毛を育むには、体の内側から整えることも大切です。
睡眠不足やストレスは、自律神経やホルモンバランスの乱れを招いて頭皮の血行不良につながるため、髪の毛に良くありません。
自律神経も女性ホルモンも、脳の視床下部が司っています。
自律神経と女性ホルモンはお互いの調子に引っ張られやすく、自律神経が乱れるとホルモンバランスも崩れやすくなります。
頭皮が血行不良になると、髪の毛に栄養分が届きにくくなります。
栄養不足の髪の毛は満足に育ちません。
睡眠時間はしっかり取り、ストレスが溜まったらなるべく早めに解消するようにしましょう。
髪の毛の栄養不足は、偏った食生活も原因です。
髪の毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。
タンパク質の摂取量が少ないと、髪の毛に栄養分が届きません。
また、ビタミンやミネラルが不足すると、タンパク質の働きや新陳代謝が鈍くなります。
赤身肉や卵、乳製品、大豆製品、海藻などをバランスの良い食生活を心がけることが大切です。
栄養と睡眠時間はしっかり確保して、髪の成長を促しましょう。
生え際が気になり始めたら!まずは薄毛の症状をチェック
ほとんどの人にとって、薄毛は憂うつなものです。
生え際が薄いと思っても、最初は受け止めたくないと思うかもしれません。
しかし、生え際の薄毛は見つけたときがチャンスです。
それ以上、薄毛を進行させないためにも、生え際はこまめにチェックしましょう。
合わせて、洗顔や洗髪の方法、食生活や生活習慣の見直しが必要です。
生え際の薄毛は、進行してしまうほど対応が大変になります。
適切な育毛ケアができるように、生え際の状態は的確に把握しておきましょう。
関連記事:「生え際が薄いのは要注意?」
育毛“無料体験”が試せる育毛専門サロンのメールカウンセリング