HAIR GROWTH
発毛・育毛
ワックスは男女を問わず髪のセットによく用いられる整髪料のひとつです。
ヘアスタイルによっては、より毛束感を出しやすくキープ力の高いワックスが好まれます。
しかし、質感が重めのワックスは、使い方を誤ると髪や頭皮への負担が大きく、薄毛の原因になりやすいので注意が必要です。
ただし、そんなワックスでも、使い方を工夫するだけで薄毛対策になるので覚えておきましょう。
この記事では、薄毛の人に適した髪型とワックスを使用したセット方法を紹介します。
目次
ワックスの基本を抑えよう!正しいセット方法と手順
ワックスは、ソフトワックスよりもハードワックスのほうが扱いやすいので、まずはハードワックスを選ぶようにしましょう。
男性なら適量は1円玉大です。
10円玉大までは増やせますが、最初は少なめから始めたほうがよいでしょう。
まずは適量のワックスを手に取り、手のひらで伸ばします。
ワックスの色が透明になるまで、指のあいだや先のほうにもワックスを広げていくようにしましょう。
髪にはバック、サイド、トップ、フロントの順番に付けていくのが基本です。
自己流だと、つい前のほうから付けていきがちですが、最初は手についているワックスの量が多すぎます。
前髪に付ける量が多すぎると、重く不自然なヘアスタイルになってしまうので注意が必要です。
スタイリングは、髪全体にワックスをなじませてから始めましょう。
ワックスを広げた手で髪を握るようにしてもみ込むと、毛先だけでなく全体にワックスが付くので、スタイリングしやすくなります。
ただし、ワックスを頭皮に付けるのは厳禁です。
ワックスの量が少ないとスタイリングしにくいので、足りないときは最初の量の半分くらいを手に取り、しっかり伸ばしてから同じ手順で付けていくようにします。
全体になじんだら、軽く丸めた手で手櫛を何度も通すようにスタイリングしていきましょう。
空気を含ませるようにスタイリングしていくのがコツです。
最初から毛束を作ろうとすると、一部だけにワックスが分厚く付いてしまううえに、何度もスタイリングしなおして髪を傷めることになります。
手でつまんで毛束を作るのは最後です。
薄毛の悪化に要注意!間違ったセット方法は?
まず注意したいのが、最初に手に取るワックスの量です。
しっかりセットしたいからといって、たっぷり手に取ってはいけません。
髪の量にもよりますが、男性のミディアムヘアでも1円玉大~10円玉大で十分です。
それ以上の量となると髪にべたつきが残り、シャンプーでも落としにくくなるので気を付けましょう。
また、よくありがちなのが、手に取ったワックスをそのまま髪に付けてしまうという失敗です。
必ず手のひらから指のあいだ、指の先までしっかり伸ばし、透明になってから髪に付けるようにしましょう。
もしも不透明なワックスを髪に直接付けてしまうと、髪の一部に分厚く乗せるような形になってしまいます。
さらに間違ったセットとして多いのが、毛先だけにワックスを付けていく方法です。
髪にとっては、一部だけにこってりとワックスが付いているよりも、全体に薄く付いているほうが負担になりません。
頭皮に付かないようにワックスを使うことは当然必要ですが、根元に近いところまでしっかりワックスを付けたほうがスタイリングは決まりやすくなります。
ワックスが固まりかけてから手櫛を通すと髪を痛めてしまうので、手早く何度も手櫛を通して空気を入れてやることが大事です。
薄毛に似合う髪型やセット方法はどんなもの?
一口に薄毛と言っても、どの部分がどれくらい薄いかによって、似合う髪型やセット方法が違います。
しかし、どのような薄毛でも、共通している注意点もあるので、まずはそれを押さえておくようにしましょう。
たとえば、薄毛が気になる部分は、どうしても隠すようにセットしたくなるところです。
しかし、隠そうとすればするほど、かえって目立ってしまいます。
一般的に薄毛が目立つのは、頭頂部または前頭部です。
この場合、頭頂部や前頭部にボリュームを持ってくることを考えがちですが、まずはサイドやバックのボリュームを抑えるところから始める必要があります。
薄いところを目立たせないためには、サイドやバックが短めの髪型がよいということです。
薄毛でも似合う髪型としては、サイドを刈り上げトップにボリュームを持たせたソフトモヒカン、トップを短くしてサイドを刈り込んだツーブロックショートなどがあります。
髪を短くしたくない場合は、オールバックもよいでしょう。
ワックスを使ってセットする場合は、全体的にワックスをなじませるのが基本ですが、薄毛の部分にはできるだけ付けないようにします。
つやが出すぎるワックスは、付けていないところとのコントラストがはっきりしやすいので、マットな仕上がりのワックスを選んだほうがよいでしょう。
人気のスタイリング調査!薄毛男性におすすめの髪型は?
最後に、薄毛の男性がワックスを使用するならどのようなスタイリングがよいと思うか、アンケートを取ってみました。
薄毛でも似合うヘアスタイルはいろいろある
・薄毛の男性がヘアワックスを使うのなら、スタイリングは流行のツーブロックが最適だと思いますね。
サイドは刈り上げた後に、中心の毛は逆に長くしておいて、天辺の毛束でボリューム感を出しつつ、さらにヘアワックスで動きをつけてやれば、上手く薄毛をごまかせると思いますからね。
(40代/個人事業主・フリーランス/男性)
・ハード系のワックスは少量の髪の毛を固めてしまうので素人には不向きだと思います。
ソフト系のワックスかムースで柔らかく自然に仕上げた方がいいと思います。
また、付けすぎるとべたつきが出て、薄毛のベタつきと誤解されやすいので少量の添付が鉄則だと思います。
(30代/パート・アルバイト/女性)
・下手に薄いところを隠すと目立ってしまいます。
そこで、隠すのではなく、その薄い部分も含めて全体のバランスが整うようなスタイリング。
例えば、短髪にして髪の毛を立てるようなスタイリングが良いと思います。
(30代/正社員/男性)
・オールバックがいいと思います。
海外では薄毛でもオールバックにして上品な雰囲気にしている紳士がいるので。
(20代/個人事業主・フリーランス/女性)
・2ブロの短髪にして全体に立たせた髪型、ハリネズミみたいな感じになって薄毛でもボリュームがあるように見えます。
ペタンと寝ている髪よりアグレッシブに見えます。
(40代/専業主婦(主夫)/女性)
・髪を立てたソフトモヒカンがいいと思います。
自然な髪型に仕上がると思うからです。
(20代/個人事業主・フリーランス/男性)
【質問】
薄毛の男性がヘアワックスを使うなら、どんなスタイリングが最適だと思いますか?
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月01日~2018年11月08日
有効回答数:100サンプル
回答者のコメントを見ると、薄毛を無理に隠そうとはせず、自然な仕上がりにするのがおすすめのようです。
たとえば、おでこをオールバックにして出してしまったほうがよいという意見が複数ありました。
全体的には、ワックスを毛先など部分的に使ってスタイリングをする、ツーブロックやソフトモヒカンなど短めの髪型を推す人が目立ちました。
薄毛でも、上手にヘアワックスを活用することでヘアスタイルの選択肢を広げられるようです。
薄毛でも髪のおしゃれをあきらめなくて大丈夫
薄毛が気になる人でも似合う髪型は必ずあります。
ワックスは髪や頭皮にとって負担になる点はありますが、正しい使い方をすれば、負担を減らすことも可能です。
薄毛だからワックスを使わない、ワックスが使えないから髪のおしゃれをあきらめるというのは、少しもったいないような気がします。
髪や頭皮の負担を減らすワックスの使い方を覚えて実践してみてはいかがでしょうか。
薄毛に負担をかけないセット方法で、髪型のおしゃれを楽しみましょう。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION


株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。