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HAIR GROWTH

発毛・育毛

2019.02.01

育毛剤って効果あるの?

  • #育毛

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育毛に興味がある人にとって、育毛剤はおなじみのアイテムかもしれません。

育毛剤は健康な髪を育てるために欠かせない頭皮のコンディションをサポートするためのもので、抜け毛予防や発毛促進などの効果を期待できます。

そのため、育毛剤を毎日の育毛ケアに取り入れることは、今ある髪の毛を健やかに保ち、薄毛や抜け毛を予防したい人にはおすすめです。

このコラムでは、育毛剤の効果、使用上の注意点などについて紹介しています。

育毛剤で効果を実感?

育毛剤を使ったケアには、実際のところどのような効果を期待できるのでしょうか。

その真相を探るべく、育毛剤の使用経験を持つ人の体験談を集めてみました。

効果の現れ方には個人差あり?

・抜け毛が進んでいる部分に数年間使い続けましたが、まったく効果はありませんでした。(41歳/男性/正社員)

・前髪と頭頂部の分け目が薄くなっていましたが、髪にハリとコシがでて薄毛が目立たなくなってきました。(38歳/女性/専業主婦(主夫))

・髪の毛が丈夫になった気がする(21歳/女性/学生)

・薄毛の進行が遅くなった気がする。(31歳/男性/正社員)

・使い始めてから抜け毛が減り始めた。(47歳/女性/専業主婦(主夫))

・産毛が生えているのを鏡で確認できるようになった。育毛剤をつけることによって、髪の毛をケアしようという意識が芽生えた。(35歳/男性/パート・アルバイト)

【質問】
育毛剤でどんな効果がありましたか?

【回答結果】
フリー回答

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2018年11月22日~2018年11月29日
有効回答数:129サンプル

育毛剤を使ったことで、抜け毛が減少したり、髪にコシが出たりといったプラスの影響を感じる人も多いようです。

しかし、その一方で「全く効果がなかった」という人もおり、効果の現れ方には個人差があることがうかがえます。

医学的に育毛剤の効果は実証されている?

育毛剤は、薬機法という法律によれば、基本的に「医薬部外品」に分類される製品です。

医薬部外品は、医薬品と一般化粧品の中間に位置するもので、医薬品のような明確な効果・効能はないものの、厚生労働省が認めた有効成分が配合されており薬機法の定めに従った範囲内で一定の効果・効能を謳うことが認められています。

したがって、その効果・効能には医学的な観点から見てもある程度信頼がおけると考えられます。

なお、薬機法で定められた育毛剤の効果・効能は「育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛性促進、発毛促進、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛」となっています。

しかし、医薬品のように毛が生えていないところに新しく毛を生やす効果はありません。

したがって、脱毛が起きた原因や薄毛の状態によっては、育毛剤を使用しても期待しているような効果を実感できない可能性もあります。

医学的な観点で見ても、あくまでも薄毛・抜け毛を予防し、現状維持のために使う製品と言えるのです。
詳しくは、「育毛剤の医学的根拠は?本当に効果のある成分って何?」をご参照ください。

M字に効果が期待できる育毛剤とは?

男性型脱毛症は、男性に多い抜け毛・薄毛の症状です。

このタイプの脱毛症では、生え際が後退して額がM字の形になってしまうことがあります。

男性型脱毛症は進行性の症状であるため、放置しておくと薄毛の範囲が広がっていってしまうおそれもあります。

額のM字に気づいたら、早めに対策を始めましょう。

M字のケアには、男性型脱毛症の原因物質であるDHTに働きかける成分が良いといわれています。

DHTは男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼという酵素と結合して生成される物質です。

DHTは髪の毛の成長周期に悪影響を及ぼし、抜け毛を増加させたり、生えてくる髪の毛を産毛のような細く弱い毛に変えてしまったりします。

育毛剤のなかには、ノコギリヤシエキスやイソフラボンなど5αリダクターゼの作用を阻害し、DHTに働きかける効果を期待できる成分が含まれている製品があります。

M字のケアを目的として育毛剤を選ぶなら、これらの成分が配合された育毛剤で効果を確認しましょう。
詳しくは、「M字が気になる… 効果のある育毛剤の特徴と使い方」をご参照ください。

早く伸ばすために育毛剤は効果あり?

髪が伸びるスピードを早くしたいと思ったことはありませんか。

なかには「髪を早く伸ばすには育毛剤を使えばいいのでは?」と考えている人もいるかもしれませんね。

しかし、髪が伸びるスピードには多少の個人差があるものの、ある程度決まっています。

育毛剤には髪が劇的な早さで伸びる効果があるわけではありません。

髪の毛が健康に成長を続けるためには、栄養状態や頭皮のコンディション、体調などいくつかの条件が必要です。

したがって、これらの条件のどこかに問題があると、髪を早く伸ばすどころか、通常より髪が伸びるスピードが遅くなってしまう可能性があります。

育毛剤には、ビタミン・ミネラルなどの栄養成分や、センブリエキスやニコチン酸アミドといった血行促進効果が期待できる成分など、髪や頭皮のコンディションをサポートしてくれるさまざまな成分が含まれています。

もし、頭皮に何らかの問題があって髪の成長が妨げられている場合、育毛剤を使うことで髪の毛の成長をサポートできる可能性があります。
詳しくは、「髪を早く伸ばすために!育毛剤は効果があるもの?」をご参照ください。

育毛剤は女性には効果ある?

育毛剤は、女性の薄毛・抜け毛の症状にも効果を期待できます。

女性の薄毛・抜け毛は男性とは違い、ホルモンバランスの乱れや栄養不足、ストレスによる血行不良などが影響しているケースが多いといわれています。

女性用の育毛剤には、こうした女性特有の事情をケアしてくれる成分が配合されています。

具体的には、頭皮の血行促進や栄養補給に役立つ成分(アミノ酸、亜鉛、ビタミンEなど)、髪の健康維持に役立つ女性ホルモンの働きをサポートする成分(ヒオウギエキス、イソフラボンなど)がおすすめです。

また、女性は男性よりも肌がデリケートな傾向があるため、女性用の育毛剤は保湿成分を多く含んだマイルドな使い心地の製品が多いといわれています。

頭皮の乾燥は頭皮が荒れる原因になりますので、頭皮のコンディションを整えるためにも保湿は大切です。

保湿効果を期待できる成分としては、ヒアルロン酸や海藻エキス、オウゴンエキスなどがあります。
詳しくは、「女性に効果はある?育毛剤の選び方マニュアル」をご参照ください。

手作り育毛剤は効果ある?


育毛剤は手作りすることも可能です。

実は、身近な食べ物や植物に含まれる成分で、髪や頭皮に良い効果があるといわれているものは多いです。

なかには、市販の育毛剤にも配合されている成分もあります。

手作り育毛剤は、こうしたみかんの皮やアロエといった育毛に良いといわれる材料をホワイトリカーに漬け込み、エキスを抽出して作ります。

しかし、こうした手作り育毛剤の効果については医学的根拠がないというのが実情です。

また、これは育毛剤に限らず手作りの化粧品全般に言えることですが、衛生上の問題や肌荒れのリスクもあります。

もし、どうしても手作り育毛剤にチャレンジしたいという人は、事前に必ずパッチテストを行なうようにしましょう。
詳しくは、「手作り育毛剤は効果あるの?メリットとデメリットについて」をご参照ください。

育毛剤は効果なし?

育毛剤の効果については先ほどのアンケートの結果にもあったように、個人差もあるようです。

なかには「効果なし」と感じる人もいます。

「育毛剤は効果なし」と言われてしまう原因の1つは、育毛剤の効果を誤解してしまっているためだと考えられます。

医薬部外品である育毛剤は、穏やかな効果を持つ製品です。

したがって、育毛効果が期待できるといっても、すぐに効果が出るとは限りません。

徐々に効果が出てくることを期待して使うものなので、使い始めて3カ月~半年は様子を見たほうが良いといわれています。

すぐに効果が出ないからといって、あきらめてしまうのはまだ早いかもしれません。

また、育毛剤はあくまでも今残っている髪の毛をターゲットにした製品ですので、毛が抜け落ちて地肌が見えている状態の薄毛には思ったような効果を期待できない可能性があります。
詳しくは、「育毛剤は意味なし?効果が発揮されない理由と対応策」をご参照ください。

育毛剤にはどんな効果と副作用がある?


育毛剤には、ここまで紹介してきたように薄毛・抜け毛の予防、育毛などの効果を期待できます。

また、医薬品ではなく医薬部外品ということで、人体への作用も穏やかです。

医薬品のような強力な効果はない代わり、副作用のリスクも低いといわれています。

ただ、育毛剤は直接頭皮に塗って使用するものです。

副作用のリスクは低いとされるものの、使っている製品と頭皮との相性によっては、肌トラブルが起きるおそれがあります。

もし、育毛剤を塗ってから頭皮にかぶれや湿疹、赤みなどの症状が現れたら、育毛剤の副作用が疑われます。

すぐに使用を中止し、皮膚科を受診しましょう。

さらに、配合されている成分によっては循環器系の症状など重大な副作用が報告された例もあります。

これから育毛剤を使うのであれば、こうしたリスクもあるということをきちんと理解しておきましょう。

副作用の起きる危険をなるべく回避するためには、使用説明書をよく読み、定められた用法・用量を守ることが大切です。

育毛剤はたくさん使ったからといって、それだけ効果が高まるわけではありません。

むしろ、副作用が起きるリスクが高くなるおそれがあるなどデメリットのほうが大きくなります。
詳しくは、「育毛剤の効果と副作用はどんなもの?副作用対策まとめ」をご参照ください。

育毛剤の役割を理解しよう

育毛剤は抜け毛・薄毛の予防、育毛などの効果を期待できるため、抜け毛や薄毛の症状に気づいたときのケアにはおすすめです。

抜け毛や薄毛を引き起こす原因は人それぞれで違いますので、自分の症状に合った成分を含む製品を選ぶようにしましょう。

たとえば、男性用と女性用では同じ育毛剤でも含まれている成分が微妙に異なる可能性があります。

また、すぐに効果が現れる製品ではないので、ある程度継続して使うことも重要です。

自分に合った製品を見つけ、かつ気長にケアを続けるのが育毛剤を使ったケアの秘訣と言えます。
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この記事の監修

EDITORIAL SUPERVISION

BIOTECH

株式会社バイオテック

育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。

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