HAIR GROWTH
発毛・育毛
薄毛に悩む人の大半は男性ですが、薄毛による生え際のM字型は、女性でも悩む人が多くいます。
薄毛やM字型の生え際はデリケートな悩みになりやすく、なかなか人に相談しにくい問題です。
女性も男性も、薄毛には男性ホルモンが関わっています。
しかし、女性には女性特有の原因もあり、対処法も男性とは若干異なります。
今回は、生え際がM字型になってしまう女性がいるのはなぜなのか、どうすればM字型の生え際をカバーできるのかなどを紹介しましょう。
目次
M字の生え際が気になる…女性の意見をご紹介
女性はどのようなシーンでM字型の薄毛が気になるのか、実際に聞いてみました。
隠していても気になるM字型の生え際
・夏になると髪の毛を上げないと、汗や毛先の汚れですぐに目が腫れてしまいます。前髪を上げることが多くなるのですが、そのときにM字の薄毛が気になります。くくっているのが引っ張られて良くないのかもしれませんが、学生の頃からなので薄いです。(40代/女性/派遣社員)
・普段は前髪でなんとか隠していますが、ちょっと雨とかで濡れたときはハラハラします。スカスカがばれる。(30代/女性/派遣社員)
・美容室で分け目をどこにするか聞かれますが、なんと答えていいか困ります。「地肌の目立たないところ」とはいいづらいです。(50代/女性/パート・アルバイト)
・前かがみになったり、後ろに自分よりも背の高い人が立ったりしたときに気になります。(40代/女性/パート・アルバイト)
・入浴中にシャンプーしているときに髪が抜けていると、M字部分から抜けたのかと思ってしまい、とても気になる。(30代/女性/正社員)
【質問】
M字の薄毛が気になるシーンについて教えてください。
【回答結果】
フリー回答
調査地域:全国
調査対象:【性別】女性
調査期間:2018年12月12日~2018年12月19日
有効回答数:75サンプル
生え際がM字型の女性は、普段は前髪でカバーしている人が多いようです。
前髪を上げなければならないシチュエーションや人に見られやすいシーンでは、生え際が気になってしまうようでした。
前髪があってもなくても、生え際のM字は根本から解消したいものです。
それでは、生え際が薄毛のM字型になってしまう女性特有の理由を見ていきましょう。
男性だけじゃない!女性もM字薄毛になる
M字型の薄毛は、男性に多いAGAの症状として知られていました。
薄毛の主な原因は、ジヒドロテストステロンです。
テストステロンという男性ホルモンが、毛穴の中に存在する5αリダクターゼによって影響を受けると、ジヒドロテストステロンに変化します。
ジヒドロテストステロンは、皮脂の過剰分泌や髪の毛の成長阻害などを招き、薄毛の原因になってしまいます。
男性ホルモンの分泌量は、男性より女性のほうが少ないです。
男性ホルモンは女性ホルモンのエストロゲンによって抑えられており、女性はM字型の薄毛にはなりにくいとされてきました。
しかし、何らかの理由でエストロゲンが減少してしまうと、男性ホルモンの影響を受けやすくなり、女性でもM字型の薄毛になってしまいます。
エストロゲンが減少する原因は、さまざまです。
不規則な生活やストレスは、自律神経の乱れにつながります。
自律神経は脳の視床下部が司っており、女性ホルモンの分泌を指示する役割も担っています。
自律神経の乱れは女性ホルモンの減少にも関係しているので、要注意です。
パーマやカラーリングをやりすぎる人、アップスタイルのような毛流れに逆らった髪型をしている人も、頭皮を傷めやすいので気を付けましょう。
M字薄毛にならないために!気を付けるべきポイントとは
普段からストレスが溜まっていたり、睡眠不足が続いていたりする人は、注意が必要です。
自律神経は、緊張を司る交感神経と緩和を司る副交感神経が交互に働くことで、バランスを保っています。
ストレス過多の状態や睡眠不足が続くと、常に交感神経が優位になります。
交感神経は、活動時に働く神経です。
脳の血管を収縮したり汗を出したりする働きがあるため、交感神経が活発になりすぎると、頭皮の血行が悪くなってしまいます。
頭皮の血行が悪くなると、髪の毛の原料となる栄養素が毛根まで届きません。
結果、薄毛となって生え際もM字型になってしまうわけです。
偏食気味の人やダイエットによる食事制限をしている人も要注意です。
髪の毛は、ケラチンというタンパク質からできています。
摂取するタンパク質や、タンパク質の働きを助けるビタミン類、ミネラルなどが不足すると丈夫な髪の毛が育ちません。
ビタミンやミネラルは血行や新陳代謝を促す働きもあります。
また、脂っこい物や甘い物は、皮脂の過剰分泌を招きます。
生え際のM字型をケアするなら、質の良い睡眠や栄養バランスの取れた食生活を心がけたいところです。
仕事や家事、プライベートなどでストレスが溜まってしまった場合も、自分なりの解消方法を見つけましょう。
寂しい額を何とかしたい…M字薄毛をケアする方法とは
生え際のM字型に悩んでいる女性のなかには、すでに育毛シャンプーや育毛剤を使用している人もいるでしょう。
薄毛の基本ケアは、余分な皮脂汚れは取り除き、清潔な頭皮環境を維持することです。
しかし、洗浄力の強いシャンプーは、かえって肌荒れや頭皮の乾燥を招きます。
育毛シャンプーなら肌に優しい設計になっていますので、過剰な皮脂は洗い流しつつ、清潔な頭皮環境の維持が可能です。
ただ、育毛シャンプーは薄毛予防のためのアイテムです。
育毛シャンプーを使ったからといって、薄毛が解消されるわけではありません。
薄毛ケアのアイテムとしては、育毛剤もたくさん販売されています。
育毛剤を購入する際は、必ず女性用を選ぶようにしましょう。
女性の頭皮は男性よりも薄いのが特徴で、敏感肌の人も多い傾向にあります。
女性にとって、男性用の育毛剤は頭皮への刺激が強すぎる場合も多いです。
効果がないばかりか、頭皮環境が悪化してしまうおそれもあり、注意が必要です。
M字薄毛に悩まない!女性もしっかり生え際をケア
男性に多いと思われがちな生え際のM字ですが、だからこそ人知れず悩んでいる女性はたくさんいるようです。
男性ホルモンの量には限りがあるため、男性ほど深刻な薄毛になるケースは多くありません。
大切なのは、普段の生活習慣を見直して、ストレスのない生活を心がけることです。
育毛ケアも、なるべく頭皮へ強い刺激をかけないように気を付けましょう。
生え際のセルフケアが難しいと感じる人は、育毛サロンでカウンセリングを受けるのもおすすめです。
カウンセラーがプロの視点から、一人ひとりに合ったアドバイスをしてくれるでしょう。
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この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。