HAIR GROWTH
発毛・育毛
AGAによる髪の抜け方には、ほかの原因で髪が抜けるケースと比べ明らかに異なる特徴があります。そのため、髪の抜け方を確かめれば、AGAを発症しているのかそうでないのかをある程度は判断できます。ここでは、AGAによる抜け毛かどうかを見分ける方法と、AGAの抜け毛に気がついたときにしておきたい対処について解説していきます。
目次
AGAは毛の抜ける部位が限定的
薄毛や抜け毛というと、なんとなく頭全体の髪が薄くなるイメージがある人も多いのではないでしょうか。しかし、AGAでは、髪が抜ける部位が限定されています。髪が抜けて薄くなるのは、主に前頭部・前頭部の両サイド・つむじ周りの3通りです。抜け方のパターンは「U字型」「M字型」「O字型」の3つに分類できます。なお、AGAの特徴として、側頭部や後頭部の髪は抜けません。
U字型は、前頭部から抜け毛が始まり、薄毛の範囲が次第に後ろに広がっていくパターンです。鏡を見たときに目に入る部分から薄毛が始まるため、薄くなってきたことに自分で気づきやすいでしょう。M字型は、前頭部の両サイドが後退していくパターンです。AGAにもっともよく見られます。生え際の両サイドの髪がそりこみを入れたような形で抜けていき、やがて頭頂部の薄毛と合体します。O型は、つむじの周りから薄毛が少しずつ広がっていくパターンです。鏡を見ても映らない部分のため、自分ではなかなか気がつきません。家族や友人など、周囲からの指摘で気がつくことが多いです。O型は日本人に多いといわれています。
抜け毛の状態に特徴があるAGA
AGAによる抜け毛は、髪の毛のコシがなくなり、柔らかくなるところからスタートします。なんとなく髪にハリがなく、トップのボリュームが出ずにぺたんとしてしまったり、毎朝のスタイリングが決まりづらくなってきたりしたら注意が必要です。その次に、抜け毛が目立つようになってきます。たとえば、髪を洗ったときに大量に抜けたり、朝起きた後の枕の上に何本も落ちていたりするようになるなどのケースです。なんらかの原因で一時的に髪が抜けることはあるものですが、もしも短いままで抜けている髪がたくさんあるのであれば、AGAの可能性は高いでしょう。
AGAは、薄毛が進行していく形をいくつかのパターンに分類できます。AGAでは薄毛の部位が連続して進行することが特徴で、あちこちに飛び飛びに始まるという形にはなりません。M字型の場合、O型も同時に進行し、最終的に合体して頭髪の大半を失うことになります。つまり、2つの部位から徐々に抜け毛が広がっていく状態です。AGAは急激に進行することはなく、徐々に薄毛の範囲が広がっていきます。
AGAの抜け毛は放置で進行
AGAは進行型の脱毛症です。そのため、抜け毛に気がついてからも何も対策せず、そのままにしていると、薄毛の進行が止まることはありません。ただし、進行のスピード自体はゆっくりで、個人差も大きいです。人によって、10年かけてゆっくりと進行していくケースもあれば、5年程度でかなり進行してしまうケースも見受けられます。
多くの場合、抜け毛が増えていることに気づき始める初期の段階では、あまり問題ないだろうと思いがちです。しかし、AGAはゆっくりであっても確実に進行していきます。そのため、なるべく薄毛の症状が出た早い段階で適切な対処をすることが大切です。どこまで進行したか、どのくらい薄くなっているかといった状況にもよりますが、進行のスピードを遅らせることは不可能ではありません。早い段階で合った対策ができれば、薄毛が目立つ前の状態でキープできる可能性もあるのです。
AGAかどうかがわからないうちから、焦ってAGA治療を始めることはすすめられません。しかし、抜け毛が気になりだした段階で原因を確認したり、生活習慣の見直しをしたりといった対処ができるかどうかで、結果に違いが出てきます。抜け毛を予防するために、生活リズムを整える、栄養バランスのとれた食生活を意識するといった対策を早い段階から始めるようにしましょう。適度な運動をする、ストレスを過度にためこまないようにすることも大切です。
AGAではない抜け毛に見られる特徴
抜け毛の種類は多く、AGA以外にもさまざまな原因によって起こります。薄毛の原因がAGAでないにも関わらず、よくわからないままAGAの治療を行うと、抜け毛が悪化する可能性がありますので注意が必要です。抜け毛や薄毛が気になったときは、やみくもに対策を始めたり治療を始めたりするのではなく、まずは原因を確かめるようにしましょう。脱毛の原因を知り、それに合った対策を行うことで、一定の効果が見込めるのです。
AGA以外の抜け毛の原因としては、主に、円形脱毛症やびまん性脱毛症、ひこう性脱毛症などがあります。円形脱毛症は、前触れもなくある日突然、髪が円形や楕円形に抜け落ちる脱毛症です。性別や年齢に関係なく起こり、詳しい発症原因は明らかになっていません。ストレスや自己免疫疾患などが原因ではないかとされています。多いのは、1カ所のみに脱毛斑ができる単発型です。ほかにも、2カ所以上に脱毛斑ができる多発型や、後頭部から側頭部の生え際に蛇のような形で脱毛斑が広がっていく蛇行型など、いくつかの種類があります。
びまん性脱毛症とは、薄毛になる部分が限定されているAGAとは異なり、全体的に頭髪が薄くなっていく脱毛症のことです。どちらかというと、男性よりも女性に多くみられ、ホルモンバランスの変化やストレス、加齢などの要因がからみあって発症するとされます。ひこう性脱毛症は、頭部に細かいフケが大量に発生し、毛穴を塞いだり雑菌が繁殖して炎症が起きたりすることが原因で毛が抜ける疾患です。原因ははっきりしていません。ホルモンバランスや自律神経の乱れ、誤ったヘアケアなどの要因が重なると発症するのではないかといわれています。
抜け毛が気になるときの相談先は?
先に述べたように、抜け毛が増え、気になるようになったらそのままにしてはいけません。抜け毛が起きる原因がAGAの場合は放置していると進行しますし、AGA以外が原因でも症状が悪化する可能性があるからです。速やかに適切な対策をとる必要があります。そのためには、まずは抜け毛の原因をはっきりさせることが大切です。自分で原因を判断するのは難しいため、専門家に相談するといいでしょう。
どこに相談するかは、抜け毛や薄毛をどうしたいかによって異なります。薬剤などを使った治療を望むのであれば、医療機関の受診が適切です。抜け毛や薄毛の相談は、一般的な皮膚科のほか、美容皮膚科やAGA専門クリニックなどでも受けつけています。なお、AGAを治療するときは自由診療になり、保険がききませんので注意しましょう。
AGA以外が原因の脱毛を含め、これ以上症状を進行させたくないという場合は、育毛サロンに相談するのもひとつの方法です。育毛サロンでは、抜け毛の原因を見つけるために適切なカウンセリングを行っていて、生活習慣を見直すための有益なアドバイスを受けることもできます。医療機関にするか、育毛サロンにするかは、抜け毛や薄毛の対策にどのくらいの費用や期間をかけられるかということも含めトータルで考えて選ぶことが大切です。
ハードルの低いサロンからケアをスタート
抜け毛が目立ち始めた段階では、それがAGAによるものなのか、それ以外の原因によるものかをはっきりと判断することはできません。しかし、抜け毛への対策はなるべく早い段階から始めることが望ましいです。そこで、原因がよくわからない段階で相談や対策をとるのであれば、育毛サロンがいいでしょう。バイオテックでは、サロンのケアを体験することも可能です。必要なケアのアドバイスも受けられます。
この記事の監修
EDITORIAL SUPERVISION
株式会社バイオテック
育毛業界で35年以上、脱毛の原因究明に始まる科学的・総合的「育毛用処理剤セット」において、 業界日本初の特許を取得。全国に広がるサロンネットワークとプロの技術、 育毛商品で薄毛・抜け毛にお悩みの方に寄り添い、育毛力を呼び覚ます「スカルプケア」を提供しています。