Interview.01
お客様と向き合ったら、
新しい私に出会えた。

吉岡 祥子アドバイザー

プロフィール・
これまでのキャリア
新卒で美容師として就職。髪が薄くなったことを気にして来店されなくなった常連客をきっかけに、育毛に興味を持つ。育毛も実施予定だったエステに転職するが、育毛がメインメニューとなる前に店舗が閉店。その後しばらくは派遣で事務の仕事をしていたが、育毛をやりたい気持ちは変わらず、2018年4月バイオテックへ入社した。

めったに泣かない私の涙に、
自分でもおどろいた。

私、泣かない人間なんです。どんなに感動すると言われる映画を見ても、全然泣かない。人前で泣いたこと、人生でほとんどないんじゃないかと思います。

なのに入社すぐ、バイオテックの研修で泣きました。お客様へのインタビュー動画を見ていて、自然と涙を流していたんです。お客様が育毛を始める前は、いろんなことに自信を失っていたこと。バイオテックのカウンセラーがその思いから向き合ってくれて、通っていくうちに気持ちまで明るくなったこと。彼らが語っていたのは、育毛の効果よりも、彼ら自身の気持ちの変化ばかりでした。

その時、初めて私は気づきました。これから始めようとしている仕事は、お客様に向き合って心から変えていく仕事だということ。前職の美容師では、「髪が薄くなってしまった」という理由で来店されなくなった常連さんに、私は何もできませんでした。気持ちに向き合ってあげられなかったんです。分かっています。あまり感情的にならない私が、他人の気持ちを変えるのは、とても難しいことだということ。それでも私は、もっとお客様の心を知り、本当の悩みを解決したいと思ったんです。

研修を終えて、店舗に配属されてからも、その気持ちは変わりません。私の発言一つひとつを、お客様がどう受け止めて、何を感じたのかを考えるようにしています。お客様のことを考えることは、きっと自分自身も変えることになるから。

知りたい気持ちが、
彼の心を開いた。

入社1年目の時の話。私を変えるきっかけとなったお客様がいます。同い年位の男性の方で、担当した当初はなかなか心を開いてくれませんでした。

アドバイザーとして施術をする時、私は気兼ねなく話してもらいたいので、何気ない世間話をしていたのですが、そのお客様は何を質問しても、「はい」とか「やだ」とか、言葉少なにしか返ってこなくて…。正直、あまり話したくないんだろうなと察していました。

でも、それでは彼のことを知れないし、心から変えていくことはできない。だから、めげずに話しかけていたんです。そうしたら、ある日とうとう「めっちゃ話すじゃないですか」と笑われて。「そうですよ。◎◎さんのこと知りたいですもん!」と答えました。すると「こんなに諦めない人は初めてだ」って。「自分でも心を閉ざしていると思う。そうしたら大体の人は寄って来ないのに、吉岡さんは違う」と言われました。あ、心を開いてもらえたんだ、と思った瞬間です。

その後にカウンセリングをした時も、「吉岡さんが勧めてくれるものなら信頼できる」と言ってもらえました。嬉しかった。彼からもらった言葉は、いまも鮮明に覚えています。

仕事でもプライベートでもあまり感情的にならなかった私が、仕事を通していろんな悩みを抱えたお客様に会うたびに、お客様のことを知りたいと思うようになりました。そして、気づいたんです。私自身が感情を露わにして「こう思っています」と伝えることが大切だって。この仕事を始めて、もっともっとお客様のことを知りたいと思う私に出会えました。

※2020年1月現在の内容です