Interview.04
店長の仕事は、
スタッフを守ること。

石川 茉美店長(新潟サロン)

プロフィール・
これまでのキャリア
2005年、中途入社。前職では美容師、広告営業を経験する。入社6年目を迎えたタイミングで店長研修に参加し、半年後に正式な店長へと昇格する。その後は新潟サロンの店長に就任し、今に至る。スタッフやお客様から厚い信頼を得ながらも、プライベートでは3人の子どもを育てる働くママ。

想いは伝わる。
だから、泣きながら議論した。

「心があれば、結果はついてくる」これは私が尊敬する先輩に教わった言葉です。誰よりも相手の気持ちを思いやる心。相手のためになることをしてる、と自分を信じる心。それはお客様に対しても、スタッフに対しても同じ。だから店長になりたての頃、スタッフから「仕事を辞めたい」と打ち明けられたとき、すごくショックだったけど、ちゃんと向き合おうと思いました。

「お客様に効果を実感できないと言われて悲しかった。でも正直、私もその通りだと思った」そう話すスタッフに対して、私はこう言いました。「あなたがそんな気持ちで仕事に向き合ってるから、お客様にも伝わったのよ」。耳の痛い話をしてるのは分かってました。でもこれが、私の想いだったんです。

続けて私は、自分の過去のエピソードを話しました。昔、効果を実感できないと言ってサロンに来なくなったお客様がいたこと。それに対して私は何もできなかったこと。少し経ってその方を街で見かけたら、頭皮の状態がすごく悪くなってしまっていたこと。

効果って、目に見えて改善されることだけじゃない。たとえば抜け毛が減ること。見た目が変わらないこと。それだって、ちゃんと効果が出てる証なんです。私たちがいなければ、もっと悪くなっていたかもしれない。そう考えれば、現状を維持できるってだけでも、十分意味のあることだと私は思う。

彼女が理解するまで、何度も何度も伝えました。泣きじゃくって、想いをぶつけて、議論を重ねて。あれから8年。彼女は、お客様から日々感謝され、後輩たちからも信頼されるベテランスタッフとして、今も活躍しています。

たくさん失敗したらいい。
私がちゃんと、守るから。

当社の施術は、新人が担当しようとベテランが担当しようと、料金は同じ。だからスタッフの中には「私なんかが…」と弱音をはく子も少なくありません。もちろん、お客様からは決して安くないお金をいただいているわけですから、一定以上の技術を身につけるまでは担当につかせません。でも、その一定のラインを超えたら、できるかぎり現場に立たせるようにしています。失敗したっていい。そのときは私がぜんぶ責任とるから、あなたらしくやりなさいって。

お客様が来店されるのは、別に施術を受けることだけが目的じゃないんですよね。スタッフと話すことで元気になれるとか、不安が薄れるとか、そういう心理的な安心感を求めていらっしゃるんです。やっぱり、結局は心だなって。だから自信を持てないスタッフがいたときは、「あなたがいることでお客様は笑顔になってるよ」「それが付加価値になってることを忘れないで」と伝えるようにしています。

私の新人時代は、思い返せば本当に厄介なやつでした(笑)。「先輩より自分の方ができる」って天狗になったり、「自分さえよければいい」って店長に歯向かったりして。でも、自分が店長になってみて気付いたんです。あのとき知らないところで、先輩が私を支えてくれてたんだな、とか。私の失敗を、店長が尻ぬぐいしてくれてたんだな、とか。やっぱり私がここまで来れたのは、関わってきた“人”のおかげ。今度は私が、スタッフからそう思われる存在になりたい。そう願って、今日も「頑張っておいで」とみんなの背中を押しています。

※2020年1月現在の内容です