Interview.07
誰かの人生
に寄り添う仕事。
ケアを通じて
築く信頼。

上山 満里奈サブロイヤルカウンセラー

プロフィール・
これまでのキャリア
和歌山県出身、34歳。直接人の役に立てる実感が得られる接客業を志望し、2013年に新卒でバイオテックに入社。関西エリアに配属され、京都駅前サロンでチーフアドバイザー、カウンセラーを経験。その後、京都河原町サロン、大阪梅田サロンで店長を務め、産休・育休を取得。復帰後は京都駅前サロンで副店長として活躍中。

何度も向き合うことで芽生えた
確かな「信頼」という手応え。

店長として異動したサロンで、あるお客さまと出会いました。ご入会からまだ1年経っていなかったものの、ケアは少し自己流になっていて、ご来店の目的も「スタッフとの会話を楽しみに来ている」といった様子でした。大きなサロンだったこともあり、私とは挨拶を交わす程度の関係がしばらく続いていました。

数ヶ月が経った頃、スタッフを通じて希望を聞いてもらったところ、「そら良くしたいです。みんなそうじゃないんですか?」という、その方の本音を知り、ハッとしました。慌ててカウンセリングの時間を取り、改めてお話を伺うことに。まずは、なぜケアを始めたのか、今どんなことを感じていらっしゃるのか……しっかり耳を傾けて、すべてをお伺いすることにしました。

お話好きな方で、時にはカウンセリングが3時間近くになることも。それでも、目の前の声に丁寧に応えることを大切にしていくうちに、次第に信頼関係が育っていきました。気づけば、自己流だったケアもこちらの提案を受け入れてくださるように。そして半年後、写真で見ても明らかにわかる変化が現れました。お客さまと一緒に喜びを分かち合えたときは、自分のことのように嬉しかったのを覚えています。

その後も産休に入るまでの間、何度もカウンセリングを重ねました。3年目を迎えたある日、「今回のプランを教えてください」とお客さまの方から話してくださったときは、本当に嬉しかった。その一言は、私にとって“信頼していただけた”証のようで、今でも心に強く残っています。

苦しかった時期と、乗り越えた先にあった 信頼されることの重みと喜び。

そんなやりがいを感じられるようになるまでには、実は苦しい時期もありました。異動先で思うように成果が出せず、サロンの雰囲気もぎくしゃくしてしまい、「もう自分はダメかもしれない」と感じていた時期がありました。降格も覚悟し、一人で抱え込んでいた私に、直属のエリアマネージャー、部長、そして社長までもが「あなたに期待している」と声をかけ続けてくださいました。

その言葉が、本当に救いでした。「頑張らなくちゃ」ではなく、「ひとりで頑張らなくていいんだ」と思えたことで、気持ちがふっと軽くなりました。弱音を吐いてもよかったんだと気づき、こんなにも自分を見てくれている人たちがこの会社にはいるんだ、と実感しました。そして、その次の半期で目標を達成できたときは、「今まで支えてくれた人たちに、少し恩返しができたかな」と思えた瞬間でもありました。

髪の毛の悩みは、すぐに答えが出るものではありません。だからこそ、お客さまが一歩踏み出すことは、とても勇気のいることです。ケアを始める決断ができなかったり、モチベーションが続かなくて諦めてしまったりする方もいらっしゃいます。そんな難しさがあるからこそ、効果が出たときに「実はあの時、上山さんだったから信じてみようと思った」、「本当はやめようと思っていたけど、上山さんと話していたらやっぱり頑張ろうと思えた。あの時頑張ってよかった」と言っていただけることが、私にとって何よりの喜びです。 信頼されることの重みと喜びを、これからもずっと忘れずにいたいと思っています。

※2025年4月現在の内容です