Interview.09
スタッフの
努力と成長が、
未来のサロンを
創る力に。

須賀 悦子ロイヤルカウンセラー/ディレクター

プロフィール・
これまでのキャリア
神奈川県出身。入社前は美容師・訪問美容師として、施設を巡回しながら施術を行っていた。そうした経験を通じて「もっと髪のことを深く学び、極めたい」と強く感じたことが、入社を決意するきっかけとなる。2005年に入社後は、さまざまなステップを踏んで成長を重ね、現在は店長業務に加え、ディレクターとして複数店舗を統括する立場にある。

導かれるように出会った、
学びと温かさのある職場。

「この職場なら、自分らしく働ける」。そう思えたのは、面接時に感じたサロンスタッフの明るさと、女性メインの安心感があったからでした。前職でも髪に関わる仕事をしていたため、ある程度の知識はあると思っていましたが、実際に現場に立ってみると想像以上に繊細な技術と理論が求められる世界。特に頭皮のケアに関しては、ゼロからの学びが必要でした。

けれど、入社後の研修で基礎から丁寧に教えていただき、現場でも先輩方が時間を割いて寄り添ってくださったおかげで、不安よりも「この環境でなら頑張れる」という実感の方が強く残りました。

今では、自分がディレクターとしてスタッフを支える立場となり、当時受けたサポートの大切さを、日々あらためて感じています。

スタッフの努力と成長が、
自分自身の原動力に。

スタッフを統括する立場になってから、さまざまな場面でスタッフの成長に立ち会ってきました。その中でも、今も心に深く残っているのは、あるスタッフの挫折と再起のエピソードです。

彼女はある日、メンバー様のために心から勧めたい商品を提案したものの、タイミングが合わず、お客さまの逆鱗に触れてしまいました。普段から信頼して任せていたスタッフでしたが、今までに経験した事のないメンバー様からの態度にしばらく落ち込んでしまい、しばらくは他のお客さまにも入れなくなってしまったのです。

私は彼女と改めてしっかり向き合い、自分自身の過去の経験も踏まえて話をしました。すると彼女は、「こうすればよかった」「こう伝えればよかった」と自らの行動を振り返り、そのメンバー様に再度謝罪したうえで、もう一度本音で向き合ってくれました。その真摯な姿勢は相手にも伝わり、「言い過ぎた」とメンバー様も心を開いてくださり、最終的には商品もご購入いただけました。

この出来事を通じて、彼女は「もう一度その方に入りたい」「伝わるまで向き合いたい」と、前を向いてチャレンジするようになりました。その想いと熱意は、確かにメンバー様にも届き、関係が築かれていったのです。その一連の姿を見て、私は心から彼女を誇らしく感じました。人は誰でも失敗や挫折を経験しますが、それを乗り越えようとする姿勢、そして実際に行動に移す強さに、私は尊敬の気持ちしかありません。

ディレクターとして働く中で、責任ある判断を求められる場面に日々直面しています。しかし、一人ひとりのスタッフの頑張りを誰よりも近くで見て、支えていけることに、私は大きな誇りを感じています。彼女のように、過去の自分を乗り越え、成長する姿を見せてくれるスタッフがいるからこそ、私自身もまだまだ挑戦したいと思えるのです。

バイオテックでは、ただ商品を売るのではなく、心から「良くなってほしい」「効果を実感してほしい」という気持ちで接することが求められます。しかし、気持ちだけでは伝わらない場面も多く、日々の積み重ねによる知識と経験があってこそ、お客さまに信頼される対応ができるのだと実感しています。

スタッフ一人ひとりがそれぞれの場所で努力し、変化を恐れず挑戦していく。その姿こそが、サロン全体の力となり、お客さま未来を創っていくのだと思います。

※2025年4月現在の内容です